2011年度工学院大学 グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科

Engineering Design and Mach ining B[6209]

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1単位
山名  徹 特任教授  
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塩見 誠規 教授  
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最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
「モノづくり」の基準となる製図法を習得し、設計力と読図力の基礎を身につける。
1.E.D.M.A.に続き、立体の投影図を通じて空間的、立体的観念を養成する。
2.機械要素と製図の基礎及び表示ルールを習得する。
3.手書き製図演習により基礎的な製図技術を身に付け、製品を図面で表現する能力を養成する。
4.図面から製品の立体スケッチ(ポンチ絵)を描き、読図能力と立体構成能力を養成する。

(JABEE学習・教育目標)
「国際工学プログラム」
 (F)デザイン能力とチームワーク力の習得:◎ (D) 創造力の習得:○ 
JABEE基準1の(1)の知識・能力:(d)の(2)b)d)e):◎ (c)(d)の(1):○

<授業計画及び準備学習>
授業毎前半を機械要素・製図法等の講義、後半に製図演習を行う。(6のみ現場演習)
1.ガイダンス、図面の機能、目的と特質、規格、様式
 ・9/10 03-206製図演習室 予習:シラバスを読む   復習:教科書の図面の機能を理解する
2.線の種類と表示法、図形の表し方 ・演習「線種と立体図」
 ・9/17  予習:教科書の線種と図形の表し方を読む 復習:演習の線種と立体図を完成させる  
3.寸法表示(1) ・演習「溝孔付立体図」
 ・9/24  予習:教科書の寸法表示(1)を読む 復習:演習の溝孔付立体図を完成させる 
4.寸法表示(2) ・演習「段付きシャフト」
 ・10/1 予習:教科書の寸法表示(2)を読む 復習:演習の段付きシャフトを完成させる 
5.公差とはめあい ・演習「ピンとブッシュ」
 ・10/15 予習:教科書の公差とはめあいを読む 復習:演習のピンとブッシュを完成させる 
6.加工機械、測定、現物観察と図面対比(ECPセンター)・演習「レポート」
 ・10/22予習:配布のECPセンター講習プリントを読む 復習:ECPセンター講習レポートを完成させる  7.幾何公差 ・演習「はめあい見本」
 ・10/29 予習:教科書の幾何公差を読む 復習:演習のはめあい見本を完成させる  
8.表面性状 ・演習「面粗さ見本」
 ・11/5 予習:教科書の表面性状を読む       復習:演習の面粗さ見本を完成させる 
9.ねじの図面 ・演習「六角ボルトと六角ナット」
 ・11/12 予習:教科書のねじの図面を読む     復習:演習の六角ボルトナットを完成させる  
10.歯車、ばね ・演習「歯車」
 ・11/19 予習:教科書の歯車、ばねを読む      復習:演習の歯車を完成させる      
11.軸受け、溶接、材料 ・演習「軸受け」
 ・11/26予習:教科書の軸受け、溶接、材料を読む  復習:演習の軸受けを完成させる    
12.3D CADの導入、技術者の倫理
 ・12/3予習:教科書の3DCADの導入、技術者倫理を読む 復習:演習図面に遅れが有れば完成させる 
13.学習成果の確認(1) ・最終製図課題
 ・12/10 予習:教科書全体を読み直す        復習:製図内容を教科書で見直す     
14.学習成果の確認(2) ・最終製図課題
 ・12/17 予習:製図課題の立体スケッチを描く    復習:製図内容を教科書で見直す     
15.技術者倫理の実際・課題「レポート」
 ・1/21  予習:教科書の技術者の倫理を読み直す 復習:技術者の倫理について改めて深く考える

<成績評価方法及び水準>
1)授業毎の演習製図とレポート計10回×各10点×2=200点-遅刻(10分毎1点)欠席(1回毎10点)減点
2)最終製図課題100点、3)技術者倫理レポート100点、合計400点÷4=60点以上を合格とする
最終製図課題及び技術者倫理レポートは試験として行うので、出席の上、提出しないと不合格となる

<教科書>
Engineering Design Machining B (E.D.M.B)(製本テキスト)

<参考書>
JISにもとづく標準機械製図集:大柳、蓮見共著(理工学社)
工学基礎 図学と製図:磯田、鈴木共著(サイエンス社)
機械製図マニュアル:日本規格協会

<オフィスアワー>
金曜日5時限、土曜日1時限、これ以外にも在室時いつでも可(八王子犬目校舎2-110室)

<学生へのメッセージ>
図面は、エンジニアにとって「モノづくり」世界共通の表現法です。
暗算ができなくとも電卓で計算ができるのと同様、CADの進歩普及により作図の自動化や効率化は
進みましたが、設計者には鉛筆で自分の頭の中(企画構想)を見える化(図面化)できる事が求められ
ます。製図のルールを習得し、立体を平面図に、また平面図から立体形状をイメージできる力を身に
つけて、エンジニアにとって最大の喜びである「無から有を生み出す」表現法を学んでください。

<備考>
授業履修のために、コンパス、シャープペン(0.5と0.3のB芯)、消しゴム、字消し板、
円テンプレート、ドラフティングテープ、中心器、はけの持参が必要です。
ドラフターを使用するため、定規、三角定規は不要です。

 

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