2011年度工学院大学 グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科

数学演習I(Exercises in Mathematics I)[5118]

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1単位
矢崎 敬人 准教授  
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最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 グローバルエンジニアリング学部の数学演習では,将来,技術者として開発・設計に携わる上で必要となる数学的知識のうち,1変数の微分積分学の修得を主たる目的としている.ここでは数学を工学的問題解決のための道具として位置付けていることから,基本的な考え方の説明(必要最小限の証明を含む)と実際に問題を解くことに時間を費やす.厳密な数学的解説,細部にわたる証明は講義系科目の数学I,IIで十分学習されたい.授業では毎時間,演習問題を解き答案を提出してもらう.

<授業計画及び準備学習>
1.ガイダンス,関数と極限
2.微分法の基礎
3.さまざまな関数の微分
4.不定形の極限値
5.テイラー展開・マクローリン展開1
6.テイラー展開・マクローリン展開2
7.関数の値の変化
8.積分法の基礎
9.置換積分法
10.部分積分法
11.有理関数・無理関数の積分
12.定積分
13.定積分の応用
14.広義積分

<成績評価方法及び水準>
 原則的として,小テストと期末試験のみで評価する.
小テスト: 50%(4回程度実施し,各12.5%の予定.)
期末試験: 50%(2回程度実施し,高い方の点を期末試験の得点として採用する.)
 授業中,模範解答を披露した学生についてはプラスαの場合もある.
 総合点60点以上の者に単位を認める.期末試験第1回までに合格点に達した者については,期末試験第2回の受験は任意とする.なお,小テストは各一度しか実施しないので,受験漏れがないように注意すること(特別の事情がない限り再試験は実施しない).

<教科書>
なし.

<参考書>
○石原繁・浅野重初『理工学系の基礎 微分積分 増補版』裳華房.
 その他,微分積分学に関する書籍はたくさん出版されているので,書店や図書館などで実際に手にとって自分にあったものを選ぶとよい.参考までに下記を紹介しておく.
○有馬哲・石村貞夫『よくわかる微分積分』東京図書.
○足立恒雄『理工基礎 微分積分I』サイエンス社.
○難波誠『微分積分学』裳華房.

<オフィスアワー>
[前期]
(八王子講師室)金曜日2時限の前後.
(新宿1167号室)木曜日2時限.

 上記日時以外でもメールで予約の上で面談可.

<学生へのメッセージ>
 数学演習Iで学ぶ内容は全ての理工系科目の土台となる.内容を確実に理解し,問題を解けるようになってもらいたい.

<参考ホームページアドレス>
キューポートを随時使用する.

 

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