2011年度工学院大学 グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科

国際問題の学際的研究(Interdisciplinary Study on Global Issues)[4504]

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2単位
小野  一 准教授  
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最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
ゼミ形式の授業の場で、自らの問題関心に基づき実際に論文(レポート)を作成することを通じて、より深い学習を行う。

<授業計画及び準備学習>
 この自由研究科目は、私が担当する「国際関係の基礎知識」(前期開講)の発展科目であり、国際関係論や政治学と関連するテーマ全般を対象とする。ただし、近年の学生の問題関心の多様化に対応して、上記以外のテーマでも、面談の上受入可能であれば受講可とする。
 授業の運営形態は、共通テキストの輪読、個別テーマに基づく発表、学期末論文(レポート)作成を組み合わせたものとする。第1回目の授業で参加者と協議の上で共通テキストを決定し、最初の1ヶ月をめどに輪読・ディスカッションを行う。ただし、こうしたゼミナール形式の授業に不慣れな学生もいることを想定し、第1回目の授業は、レジュメの書き方から始まる基本的なノウハウを指導する。
 その後は、参加者の問題関心に応じた個別テーマに基づく研究発表に移る。論文作成の途中経過を他の参加者の前でプレゼンテーションするわけだが、問題設定の仕方、文献調査の行い方やその引証の仕方、効果的な発表の仕方などについて指導を行う。
 この研究発表時のディスカッションも参考にしながら、最終的な論文(レポート)をまとめる。

<成績評価方法及び水準>
 報告・発言、授業への貢献と、学期末論文(レポート)を組み合わせて成績評価を行う。総合評価において60点以上を獲得した場合に合格とする。

<教科書>
 共通テキストは、第1回目の授業時に参加者と協議の上で決定する。この授業では個別テーマに基づく研究発表・論文作成が中心になるので、できるだけ早くテーマを決定し、そのために必要な文献を各自で入手すること。その際の質問・相談は歓迎するが、文献を探すのはあくまでも参加者の責任であることを忘れないように。

<参考書>
 参加者の問題関心に応じてその都度指示する。私の近年の問題関心を反映したものとしては、賀来健輔・丸山仁編『政治変容のパースペクティブ[第2版]/ニュー・ポリティクスの政治学II』(ミネルヴァ書房、2010)、ないしは加藤哲郎他編『政治を問い直す(第1巻)/国民国家の境界』(日本経済評論社、2010)があるので、個別テーマ選定の際の参考にされたい。

<オフィスアワー>
八王子校舎1号館314号室:木曜日5時限目(前期)、木曜日昼休み(後期)
新宿校舎27階2744号室:月:11〜12時(前期)、火:11〜12時(後期)、水曜日17〜18時(後期)
上記以外にも、事前に協議の上で研究室来訪の日時を予約することができる。休暇中は必ず事前に予約した上で来室すること。

<学生へのメッセージ>
 ゼミナール形式の授業では参加者の主体的学習が重要であり、いわゆる「受け身的」な授業参加では受講の意味がない。「自分は何をやりたいのか」をあらかじめ考えた上で受講登録すること。

<備考>
 第1回目の授業では、共通テキストの決定、課題の割当、発表順の決定など、授業運営の重要事項を打ち合わせするので、時間厳守で教室に集まること。この授業に関する質問や、個別テーマについての相談などは、学期開始前でも歓迎する。上記のオフィスアワーを利用するか、電子メール(アドレスは私の担当科目受講生には公開)により連絡をとること。

 

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