2011年度工学院大学 グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科

Statics and Dynamics II[3223]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

3単位
中島 幸雄 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]
金 哲 夫 非常勤講師

最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
今後の専門科目の授業を理解するために必要な力学に関わる基礎事項について「Statics and Dynamics I」の理解を深めてさらに発展させる。本科目は大学1年生時に今後の専門科目の授業を理解するために必要な力学の基礎知識を身につけることをねらいとする。また、グローバルエンジニアリング学部の学生として、世界の共通語である英語の力学用語に慣れるため、英語の用語も併記し、テストの一部は英語での出題とする。授業形態は講義と演習・小テストを交互に行う。

以下に具体的な達成目標を示す。
1)運動方程式を使った定式化を理解する。
2)仕事と運動エネルギー、ポテンシャルの概念を理解する。
3)衝突を含んだ力学の定式化を理解する。
4)剛体の運動と慣性モーメントの計算法を理解する。
(JABEE学習・教育目標)
「国際工学プログラム」
(C)基礎工学・専門工学知識の習得:◎
JABEE基準1の(1)の知識・能力:(c)(d)の(1):◎

(前提となる基礎知識と修得後の展開)
本科目では、「Statics and Dynamics I」履修程度の知識を前提とする。

<授業計画及び準備学習>
1. 剛体の平面運動,固定軸まわりの回転運動,慣性モーメント(1) 第1回(教科書第6章)
準備学習 教科書の6.1〜6.3節を予習する。復習 演習(6章演習問題6.1-6.3)
2.慣性モーメント(2) 第2回(教科書第6章)
準備学習 教科書の6.3節を予習する。復習 演習(6章演習問題6.4-6.5)
3.剛体の平面運動の方程式 第3回(教科書第6章)
準備学習 教科書の6.4節を予習する。復習 演習(6章演習問題6.6-6.10)
4.すべり摩擦,ころがり摩擦 第4回(教科書第7章)
準備学習 教科書の7.1〜7.2節を予習する。復習 演習(7章演習問題7.1-7.4)
5.斜面の摩擦と応用 第5回(教科書第7章)
準備学習 教科書の7.3節を予習する。復習 演習(7章演習問題7.5-7.8)
6.軸受けの摩擦,ベルトの摩擦 第6回(教科書第7章)
準備学習 教科書の7.4〜7.5節を予習する。復習 演習(7章演習問題7.9-7.10)
7.中間テスト
8.仕事,エネルギ 第7回(教科書第8章)
準備学習 教科書の8.1〜8.2節を予習する。復習 演習(8章演習問題8.1-8.4)
9.動力,てこ,輪軸,滑車,機械の効率 第8回(教科書第8章)
準備学習 教科書の8.3〜8.5節を予習する。復習 演習(8章演習問題8.5-8.10)
10.運動量と力積,角運動量と角力積 第9回(教科書第9章)
準備学習 教科書の9.1〜9.2節を予習する。復習 演習(9章演習問題9.1-9.4)
11.運動量保存の法則,衝突 第10回(教科書第9章)
準備学習 教科書の9.3〜9.4節を予習する。復習 演習(9章演習問題9.5-9.8)
12.単振動,振り子の振動 第11回(教科書第10章)
準備学習 教科書の10.1〜10.2節を予習する。復習 演習(10章演習問題10.1-10.6)
13.減衰振動、強制振動 第12回(教科書第10章)
準備学習 教科書の10.3〜10.4節を予習する。復習 演習(10章演習問題10.7-10.10)
14.期末テスト準備
15. 期末テスト

<成績評価方法及び水準>
中間テスト(Final Exam):30%
期末テスト(Midterm Exam):40%
演習、宿題(Exercise、 homework):15%
小テスト(授業中に実施):15%
上記合計が60点以上の者に単位を認める
全講義日数の3分の1以上(5回以上)欠席した場合は受講放棄と見なし一切の成績評価をしない
演習の時間に解けない問題は宿題とする(宿題は次回の授業の前に提出すること、遅延の提出は減点する)
「国際工学プログラム」の学習・教育目標(C)は、本科目およびこの目標に対応する卒業に必要な他の該当科目をすべて習得することにより達成される。

<教科書>
「詳細 工業力学」 入江敏博、理工学社(生協)

<参考書>
  −「よくわかる工業力学」 萩原芳彦、オーム社、501.H14ア(図書館)
  −「工学のための力学」 ベアー/ジョンストン、ブレイン図書出版、508.R41(図書館)
  −Engineering Mechanics: Statics & Dynamics (5th Edition)、 Bedford and Fowler、Prentice Hall

<オフィスアワー>
水曜日:14:00以降(犬目2−106室)
メールでも質問などを受け付ける(gt13298@ns.kogakuin.ac.jp)

<学生へのメッセージ>
力学の基本的な事柄をしっかり理解しあらゆる場面で応用が利くようにすることがポイントです。外国の人は「なぜこんな簡単なことを質問するの?」と思われることでも、平気で質問します。グローバルエンジニアには質問力も重要ですので、わからないことは授業中に質問するか学習支援センターで解決してください。「聞くは一時の恥、聞かぬは末代の恥」 と祖母が良く言っていたのを思い出します。

<備考>
小テストで電卓を使用するので、中間/期末テストはもちろん授業にも持参のこと。

 

このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2011 Kogakuin University. All Rights Reserved.