2011年度工学院大学 グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科

政治過程論(Political Process)[1305]

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2単位
明田川 融 非常勤講師

最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 第二次大戦後の日本政府は、日本の対外的安全保障を在日米軍の存在(プレゼンス)を根幹とする日米安保体制にゆだねてきました。しかし、在日米軍専用基地のおよそ4分の3がひしめき、同体制の「過重負担」を負ってきた戦後沖縄の歴史や「基地問題」について私たちは驚くほど無知です。授業では、沖縄に焦点をあてながら、戦後の日米関係や日本外交を跡づけていきます。

<授業計画及び準備学習>
 授業は概ね以下の項目に沿って進めていきます。
1.帝国の終焉と沖縄
2.「平和憲法」の制定と沖縄
3.昭和天皇「沖縄メッセージ」の深淵
4.国際法上の怪物=講和条約第3条
5.海兵隊と核の島=沖縄の形成
6.軍用地問題と「島ぐるみ闘争」
7.沖縄と60年安保改定
8.復帰運動の光芒
9.ベトナム戦争のなかの沖縄
10.「ブルー・スカイ・ポジション」の臨界
11.沖縄返還交渉
12.未完の復帰
13.「1995年9月」〜「米軍再編」期の沖縄
14.「同盟深化」と沖縄
15.学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
 定期試験結果70%、平常点(出席状況および授業時に課される提出物)30%。

<教科書>
 これといった1冊の教科書は使用しません。適宜にプリントなどを配布します。

<参考書>
 授業のなかで適宜に指示します。

<オフィスアワー>
 授業のある月曜日の14時40分〜14時50分。

 

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