2011年度工学院大学 グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科

文化と教育(Culture and Education)[1104]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
福島 正行 非常勤講師

最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 
 本授業では、ニュースや映画など身近な素材をもとにし、あるいは自己の学習経験の振り返りをしながら、社会と教育との関係性、「学ぶこと」と「『社会人』として生きること」との関係性について考察し、より多角的な視野の獲得を目指します。これを通じて、人間の思考様式や行動様式が文化や社会によって規定されることを理解した上で、内面化された「常識」を壊すことができる柔軟な思考を養っていきます。

<授業計画及び準備学習>

<授業計画>

第1回 オリエンテーション、受講生の教育観を問う
第2回 文化と教育(1):社会化・文化化
第3回 文化と教育(2):社会化・文化化の過程と学校
第4回 学校・家庭・地域の歴史(1):戦中期、占領期の教育
第5回 学校・家庭・地域の歴史(2):高度経済成長期の教育
第6回 学校・家庭・地域の歴史(3):臨教審以降の教育
第7回 生涯学習社会の下での教育(1):生涯学習の理念
第8回 生涯学習社会の下での教育(2):社会化のエージェントとしての地域社会
第9回 価値の多元化と教育(1):ジェンダーと教育
第10回 価値の多元化と教育(2):宗教と教育
第11回 新自由主義的教育改革の動向(1):改革の方向性…地方分権・規制緩和・情報公開・参加
第12回 新自由主義的教育改革の動向(2):学校評価・教員評価
第13回 新自由主義的教育改革の動向(3):民間人校長
第14回 新自由主義的教育改革の動向(4):学校統廃合
第15回 講義のまとめ

<準備学習>

・学生へのメッセージに記載したことを日々実践することが、そのまま準備学習になります。

<成績評価方法及び水準>

・学期末に実施する単位認定試験…70%
・不定期に実施する中間レポート(2回)…30%

 授業にきちんと出席した履修者について、以上を総合的に判断し、60点以上の履修者に単位を認定します。

※評価に関する補足
・中間レポートは1000字から2000字程度のものです。用紙はこちらで用意します。
・その他、詳細については第1回の授業で話をします。

<教科書>
 
 なし

<参考書>
 
 授業中、適宜指示します。

<オフィスアワー>
 
 八王子校舎にて、後期月曜2限後の1時間程度とします。

<学生へのメッセージ>
 
 テレビ、新聞、インターネット等で、日常的にニュースのチェックをすることを望みます。可能な限りでよいので、新聞の購読を薦めます。

<備考>
 
 授業は授業者からの一方向的なものではなく、授業者と学習者、学習者同士の双方向的コミュニケーションを基盤としていきます。具体的には、グループワーク、ロールプレイ、シミュレーションなどの形態を採りながら授業を進めます。ですので、学習者側の積極的な授業参加を、強く、強く求めます。こうした活動を通じて、単なる知識の蓄積だけではなく、授業の中で知識開発していくことを目指したいと思っています。

 

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