2011年度工学院大学 第1部建築都市デザイン学科
インテリアデザイン(Interior Design)[4B81]
2単位 飯島 直樹 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- インテリアデザインに特有な空間特質を学ぶことによって、幅広い建築/空間デザインへの視野、知識、感覚を体得する。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. インテリアデザインのイントロダクション
準備学習:隈研吾「反オブジェクト」所収のブルーノタウト論を読むこと 2. インテリアデザインの発生と流れ 1960-2010 準備学習:さらに「反オブジェクト」を読む 3. インテリアデザインの流れ 1960-2010 準備学習:京橋にあるブリジストンビル1階ロビー(倉俣史朗デザイン)を見学しておく 4. 空間への感銘 1/ピーターズントー 準備学習:ピーターズントーの作品集を読む 5. インテリア空間への感銘 2/ジェフリーバワ 準備学習:ジェフリーバワの作品集を読む 6. 空間の構造への感銘 3/溝口健二 準備学習:溝口健二の映画「残菊物語」をDVDで見る 7. 飯島直樹のデザイン体験 ~1985(SEIBU,無印良品、ニューヨーク) 準備学習:堤清二+三浦展著「無印ニッポン」(中公新書)を読む 8. 飯島直樹のデザイン の仕事 1 準備学習:指示された実際のインテリアデザイン案件を体験すること 9. 飯島直樹のデザインの仕事 2 準備学習:JCDアワード2011公開審査参加(6/18) 10. 飯島直樹のデザインの仕事 3 準備学習:レポートのための準備 11.現在のインテリアデザインの特質(JCDデザインアワードから) 準備学習:レポートのための準備 12.グローバルな流動化の中のインテリアデザイン 準備学習:レポートのための準備 13. 学習成果の確認(レポート提出およびプレゼンテーション)
- <成績評価方法及び水準>
- 最終回に提出のレポートを70点満点、プレゼンテーションを30点満点とし、60点以上を合格とする。
- <参考書>
- 「反オブジェクト」隈研吾著(筑摩書房)、「Casuisutica飯島直樹のデザイン1985-2010」飯島直樹著(平凡社)、「インテリアデザイン 空間の関係・イメージ・要素」内田繁/沖健次編(六耀社)
- <オフィスアワー>
- 木曜10:00-10:40/2513室(インテリアデザイン研究室)
金曜12:10-13:00/2513室(インテリアデザイン研究室)
- <学生へのメッセージ>
- 工学院の建築学部にインテリアデザインの視野を導入することが私の役割です。しかし、建築とインテリアとを分断して「インテリアデザイン」を教えることは考えていません。「空間デザイン」のひとつの関係要素として「インテリアデザイン」を位置づけ、比較的得意なインテリアデザインに固有な特質を学生の皆さんに伝えたいと思っています。その特質とは、大きな建築的要素と小さなインテリア的要素とを行き来し接合できる身体感覚といっていいのかもしれません。身体感覚を研ぎすまし、おおいに動物的であってほしいと期待しています。
- <参考ホームページアドレス>
- http://www.iijima-design.com
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