2011年度工学院大学 第1部建築学科 環境建築コース

都市設備(Urban Environment and Infrastructure)[2D75]

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2単位
大崎 一仁 非常勤講師

最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
健全な都市活動は上下水道、電力、ガスをはじめ様々な都市設備の上に成立している。さらに地域冷暖房や中水道など街区スケールの都市設備は、正しく整備すれば環境負荷の削減にも大きく貢献する。都市および都市設備の現状と課題を知ることにより、今後の都市設備のあり方を考える基礎知識を身につける。

<授業計画及び準備学習>
都市活動が消費するエネルギーのボリュームを把握し環境に与えるインパクトを知る。その上で地域冷暖房、上下水中水、ごみ処理など個別の都市設備の整備の実態と課題を知り、今後のシステムのあり方を考える。
一方で、少子高齢化、環境負荷削減など、世界に先駆けて日本の都市が取り組まなくてはならない課題に対して、コンパクトシティー、スマートシティなど官民の取り組み実態を知り、今後の都市のあり方を自身で検討するための基礎知識を教授する。
関連する各種メディアに興味を持ち、その情報内容に対して自身の判断をする意識を持つことが大切である。

<成績評価方法及び水準>
期末に論文形式の考査を行う。授業を通じて得た知見に基づき、今後の都市のあり方について与えられたテーマで論じてもらう。明確なビジョンを記述したものを高く評価する。

<教科書>
なし

<参考書>
なし

<オフィスアワー>
9:00〜18:00

<学生へのメッセージ>
例年、就職活動と重なる学生が多いので、可能な限り1講義完結形式の授業になるようにします。都市、環境、少子高齢化など、日本が直面する都市問題に対し、個々人がビジョンを持つ契機になればと思っており、できる限りトピックスを多く紹介していきます。

 

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