2011年度工学院大学 第1部建築学科 建築学コース

木質構造(Timber Structure)[1B15]

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2単位
河合 直人 教授  
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最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
我が国には木造建築の長い歴史があり、現在でも戸建て住宅の多くは木造である。また、近年、4階建てなどの中層木造や学校などの大規模木造も建てられている。こうした木造建築物の構造(木質構造)には、木材等の材料特性により、構造の考え方にも多くの共通点が見られる。この科目では、木材や木質材料の特性、各種の木質構造の構法と構造的特徴、木質構造、特に住宅系の構造設計の概要を解説する。あわせて伝統構法、住宅以外の大規模木造、及び新しい技術の紹介も行う。

<授業計画及び準備学習>
1.木質構造の概要
2.木質構造の構法と特徴
3.材料と接合法
4.構造計画と構造設計体系
5.柱、はり等の部材
6.耐力壁と配置
7.水平構面
8.地震被害と振動実験
9.軸組工法住宅の設計
10.木造住宅の耐震診断と耐震補強
11.枠組壁工法、接着パネル構法 
12.ログハウス、大規模木構造
13.伝統構法
14.集成材建築物
15.総合評価

<成績評価方法及び水準>
成績評価は授業出席状況、レポート課題と期末試験による。
合格基準は授業内容のおよその理解、木造住宅の壁量設計をほぼマスターしていること。

<教科書>
「木質構造」:平井、宮澤、小松著、東洋書店

<参考書>
「目でみる木造住宅の耐震性」:宮澤編著、東洋書店

<オフィスアワー>
火曜日13:00〜17:00

<学生へのメッセージ>
構造が得意でなくても、興味があれば履修・内容修得は可能です。

 

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