2011年度工学院大学 第1部情報通信工学科
通信方式論(Fundamental Theory of Communication Systems)[3A09]
2単位 水野 修 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 通信システムの基礎となる,アナログおよびデジタルの信号,変調,復調,雑音について理解する.
これにより,通信システムの諸問題を解決する基礎力がつくこと達成目標とする.
- <授業計画及び準備学習>
- ●学習計画
1. 通信システムの基本的構成,情報とは? 2. 信号波の解析1:フーリエ級数展開 3.信号波の解析2:フーリエ変換 4.アナログ通信方式1:振幅変調 5. アナログ通信方式2:周波数変調 6.アナログ通信方式3:FM信号の復調 7.中間試験 8. アナログ通信方式4:確率過程の基礎 9.アナログ通信方式5:アナログ信号の雑音特性 10. デジタル通信方式1:情報の定量化 通信容量の定義 11. デジタル通信方式2:標本化定理 12. デジタル通信方式3:デジタル変調 13. デジタル通信方式4:デジタル信号の雑音 14. デジタル通信方式5:スペクトル拡散変調 15. 学習成果の確認(試験)
●2年次の”複素関数論”を履修しておくことが望ましい.
●準備学習 1.”複素関数論”をざっと復習をしておくこと. 2.〜14(除く7.).前回の講義の範囲にある,例題,練習問題を復習しておくこと. 7,15. 1.以降の内容および例題,練習問題の復習をおこなうこと
- <成績評価方法及び水準>
- 中間試験+最終回に行う試験の合計で評価する.
なお,正当な理由なく5回以上欠席した場合は,成績評価を行わないことがある.
- <教科書>
- 植松友彦「よくわかる通信工学」オーム社 ISBN4-274-13042-X
- <参考書>
- (1)ラシィ (著) 外山 昇 (訳)「詳説 ディジタル・アナログ通信システム 基礎編」丸善
(2)ラシィ (著) 外山 昇 (訳)「詳説 ディジタル・アナログ通信システム 応用編」丸善 (3)シャノン,ウィーバー(著)植松友彦(訳)「通信の数学的理論」 筑摩書房 ISBN 978-4-480-09222-9
- <オフィスアワー>
- 火曜日 10時〜18時 A-2216室
- <学生へのメッセージ>
- 通信工学を学ぶ者は知っておかなければならない基礎理論ですので,しっかりと身につけてください.
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