2011年度工学院大学 第1部電気システム工学科

ベクトル電磁気学(Vector Analysis in Electromagnetism)[3455]

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2単位
伊藤  稔 非常勤講師  
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最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
電磁気1,2の習得済みを前提として、ベクトルを使いながら電気磁気学を理解します。また、ベクトルを使う電磁気学でベクトルの扱いに慣れる。

<授業計画及び準備学習>
電界ベクトル
ガウスの法則
電界と電位
ベクトルの発散
ベクトル積
磁束密度
ビオサバールの法則
アンペアの周回積分の法則
電流に働く力
ベクトルの回転とストークスの定理
ファラデーの電磁誘導の法則
その他
学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
試験とレポートおよび受講態度により評価する。教科書とノートの持参状態については予告なしで調査し、不携帯の場合は20〜50点の減点となる。授業中の私語や携帯電話利用も同様の減点となる。得点60点以上を合格とする。
レポートを頻繁に出す。その課題にはベクトルの前段階(ベクトルを使わない電磁気1,2の範囲)の課題も多く含む。レポート未提出の場合、課題解答の抜け、乱筆、いい加減な解答等の場合は未提出レベル扱いとなる。合格は、レポートでの合格と、定期試験での合格、の両方が条件である。

<教科書>
電磁気学ノート 長嶋、伊藤、末松著 ピアソンエデュケーション

<参考書>
なし

<オフィスアワー>
水曜14時ごろ

<学生へのメッセージ>
この授業は電磁気1,2の内容を十分理解し、かつ記憶していることを前提としていますので、電磁気1,2の復習は常に行っていてください。
教科書を頻繁に使用するので教科書を必ず持参のこと。演習を交えながら進むため、大学ノートも必ず持参してください。ルーズリーフの場合は必ず綴じた状態で、必ず毎回一式を持参してください。
なお、教科書とノートを持参しないでの受講は、講義の進行と他の受講者への迷惑になりますので、絶対にしないでください。なお不携帯の場合は上記のように大幅減点となります。授業中の私語も同様に大幅減点になります。なお、使用する教科書記載の問題に直接係わるレポートの解答公開(WEBへのアップや印刷配布など)は暗黙のルールにより固く禁止されています。そのため私も絶対に行いません。口頭か板書で説明する場合もありますが、そのための時間は殆どありませんし、電磁気1,2の範囲のものは皆さんはできるはずですし、教科書に書かれていることを復習すれば解答は容易のはずですから、解答説明は基本として行いません。解答ができないとか自信ないときは教科書で良く復習し、また、友達や先輩を利用して、ともかく死に物狂いで解答を作ってください。

<備考>
ベクトルは電磁気以外でも多用されています。例えばCGなどで頻繁に使われます。是非とも、この授業で、基本的なベクトルの扱いに慣れましょう。なお、電磁気で使われる微積分とその利用は前もって復習しておいてください。そして受講後の復習は是非欠かさないようにしてください。なお、カリキュラムは受講者の基礎力や受講姿勢等に応じて途中変更する場合がありますので予めご了解ください。
授業は教科書を利用し教科書の記載範囲内を扱います。その範囲は必要ない、興味もない、あるいはそれに不満であるという方は、受講の意味もありませんし、時間の無駄ですから、受講しないほうが良いと思います。

 

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