2011年度工学院大学 第1部 *電子工学科

特許法(Patent Law)[5B74]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

1単位
福田 伸一 非常勤講師

最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
社会生活と知的財産との関係を理解し、ものづくりの重要性を理解し、更に、国際競争時代において知的財産を重んじるマインドを有し、国際的に活躍できるようになること。
卒業後、社会人として、特に技術者として企業で活動するに際し、知的財産権に基づく思考ができるようになること。

<授業計画及び準備学習>
1.ガイダンス(社会生活と知的財産との関係について)
準備学習 身の回りにある製品等と知的財産との関係を検討しておくこと
2.知的財産の種類と概要
準備学習 様々な知的財産について、その概要を教科書(総合編:プロローグ)によって理解しておくこと
3.産業財産権の1(特許/実用新案)
準備学習 主に特許について、その概要を教科書(総合編:第1章)によって理解しておくこと
4.産業財産権の2(意匠)
準備学習 その概要を教科書(総合編:第2章)によって理解しておくこと
5.産業財産権の3(商標)
準備学習 その概要を教科書(総合編:第3章)によって理解しておくこと
6.著作権法
準備学習 その概要を教科書(総合編:第5章)によって理解しておくこと
7.特許法の1(主に発明について)
準備学習 その概要を教科書(特許編:第1章)によって理解しておくこと
8.特許法の2(主に特許出願手続について)
準備学習 その概要を教科書(特許編:第3章)によって理解しておくこと
9.特許法の3(主に特許出願審査について)
準備学習 その概要を教科書(特許編:第4章)によって理解しておくこと
10.特許法の4(主に特許権の効力/実施権について)
準備学習 その概要を教科書(総合編:第4章)によって理解しておくこと
11.特許法の5(主に特許訴訟について)
準備学習 その概要を教科書(総合編:第4章)によって理解しておくこと
12.知的財産の国際性
準備学習 その概要を教科書(特許編:第5章)によって理解しておくこと
13.国家戦略と知的財産
準備学習 知的財産基本法の概要を、教科書(知的財産法文集)で理解しておくこと
14.まとめ(技術者と知的財産の関わりについて)
準備学習 技術者と知的財産関わりについて、教科書(特許編:プロローグ等)で理解しておくこと
15.学習効果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
最終回に行う試験を100点満点とし、60点以上を合格とする。ただし、3回以上欠席した学生は履修放棄とみなし成績評価を行わない。

<教科書>
産業財産権標準テキスト 総合編 独立行政法人工業所有権情報・研修館発行
産業財産権標準テキスト 特許編 独立行政法人工業所有権情報・研修館発行
知的財産法文集 社団法人発明協会

<オフィスアワー>
金曜日 12時10分〜12時50分

<学生へのメッセージ>
どちらかといえば資源に乏しい我国が、欧米に匹敵する大国に成長するに至ったのは、多くの技術者によるたゆまぬ技術開発にあったということができます。そして、その技術開発の背景には、目に見えない財産として知的財産権の存在が大きな役割を担っています。この講義においては、我国が国際的に成長する戦略エンジンとしての知的財産についての理解を深め、学生の皆様が社会に出た後、技術者として活躍できる知識を得て頂くことを目的としております。

 

このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2011 Kogakuin University. All Rights Reserved.