2011年度工学院大学 第1部 *電子工学科

線形代数学I(Linear Algebra I)[4220]

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2単位
牧野 潔夫 教授  
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最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
線形代数学は微分積分とともに工学の専門理論を学ぶ上で基礎となる。線形代数学1では、左基本変形や右基本変形を用いて、連立一次方程式、逆行列、行列式の具体的な計算を中心に講義する。連立一次方程式を解けるようになること、逆行列を求めることができるようになること、行列式の計算ができるようになることが目標である。

<授業計画及び準備学習>
第1週 平面ベクトル、空間ベクトルとその演算
第2週 2行2列の行列とその演算
第3週 一般の行列の演算(和、差、スカラー倍)とその例
第4週 一般の行列の演算(積)とその例
第5週 正方行列、正則行列と逆行列
第6週 行列の基本変形(1)
第7週 行列の基本変形(2)
第8週 基本変形による連立一次方程式の解法(1)
第9週 基本変形による連立一次方程式の解法(2)
第10週 基本変形による逆行列の求め方
第11週 2行2列、3行3列の行列の行列式(サラスの公式)と例
第12週 一般の行列式の定義、行列式の性質、計算法
第13週 行列式と連立一次方程式(クラメルの公式)
第14週 前期の総復習
第15週 学習成果の確認(試験)

準備学習は以下のとおり
 第2週目までは高校の該当する箇所の練習問題を行っておくこと。
またいずれの週も教科書の該当する箇所を読んでおくこと、さらに前週までの内容を復習しておくこと。
1-5週までは教科書の第1章に対応
6-10週までは教科書の第2章に対応
11-13週までは教科書の第4章に対応

<成績評価方法及び水準>
定期試験で60点以上合格。50-59点は講義の中に行うテスト(講義の進度具合により3から4回程度)も加点する. (1回の満点は3点または4点)。また欠席、教科書の不携帯は減点する。

<教科書>
線形代数学 石垣春夫 他 理学書院
品切れなので
http://trex.cc.kogakuin.ac.jp/
からダウンロードしてください。

<参考書>
基本演習・線形代数
(改訂版)成田清正(神奈川大学教授・理博)・野澤宗平(千葉大学教授・理博)著
A5判・264頁・定価2,310円/ISBN978-4-7952-0146-0

<オフィスアワー>
木曜日12:40〜13:00(八王子)
    この時間に来て質問時間を調整してください。

 

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