2011年度工学院大学 第1部 *電子工学科

線形代数学II(Linear Algebra II)[4217]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
北原 清志 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
“線形”の概念は数学の分野だけでなく,各種の自然現象の取り扱いにおいてとくに重要である。線形代数学I を基礎にして,ベクトル・線形写像,固有値・固有ベクトルなどについて学ぶ。
具体的な到達目標(1)ベクトル空間の概念がわかる(2)一次独立一次従属の判定ができる(3)線形写像の概念がわかる(4)固有値・固有ベクトルを計算することができ,その意味がわかる.

<授業計画及び準備学習>
1. ベクトル空間とその性質
2. 1次独立と1次従属の意味
3. 1次独立と1次従属の応用
4. ベクトル空間の基と次元
5. 部分空間
6. 線形写像
7. 線形写像の表現行列
8. 内積
9. 正規直交基と直交行列
10. 固有値と固有ベクトル
11. 固有値と固有ベクトルの性質
12. 行列の対角化
13. 対称行列の対角化
14. 対角化の応用
準備学習:以上14回については教科書の該当部分の解説を読んでおくこと.特にノートの解説をよく復習し,問題を解くこと
15. 学習成果の確認(試験)
準備学習:前回までの総復習を行うこと

<成績評価方法及び水準>
最終回に行う試験を100点満点で評価し60点以上を合格とする.試験の得点が50点以上の場合は授業中に行う演習の達成度を加味して評価することがある.

<教科書>
「理工系の入門線形代数」硲野敏博・原祐子・山辺元雄 共著 学術図書出版社

<オフィスアワー>
木曜日 12:30〜13:30 それ以外でもメールで約束の上,対応可。

<学生へのメッセージ>
 線形代数は抽象的な部分が多いので,始めは戸惑うかもしれないが,じっくり学習すれば大変分かりやすいことに気が付く。十分に復習することが大切である。

 

このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2011 Kogakuin University. All Rights Reserved.