2011年度工学院大学 第1部 *電子工学科

回路理論I(Circuit Theory I)[3113]

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2単位
山口 智広 准教授  
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最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
電気回路理論は、電磁現象を形式化し、複雑な電磁現象を簡単に取り扱えるようにした理論体系と言うことができる。本講義では下記事項の習得を目指す。
(1)直流回路についての基礎的事項
(2)瞬時値表示による正弦波交流回路の解析
(3)複素数を使う交流回路に関する解析

<授業計画及び準備学習>
第一週 電流、電圧、オームの法則、電圧降下と逆起電力の概念。
第二週 抵抗回路の合成抵抗に関する定理
第三週 分圧の定理、分流の定理
第四週 キルヒホッフの法則の意味
第五週 回路網解析
第六週 電力とエネルギー、最大電力供給定理
第七週 正弦波交流 −振幅、角周波数、初期位相、位相差、実効値−
第八週 R、L、Cの基本的性質
第九週 相互インダクタンスの性質、等価回路
第十週 交流電力 −瞬時電力、平均電力、皮相電力、力率−
第十一週 複素数とその四則演算
第十二週 正弦波交流の複素数表示、複素インピーダンス、複素アドミッタンス
第十三週 合成複素インピーダンスの計算
第十四週 ベクトル図とベクトル軌跡
第十五週 学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
原則として定期試験と授業中に行う試験の結果の平均が60点以上の者に単位を認める。

<教科書>
「電気回路教本」秋月影雄、橋本洋志(オーム社出版局)

<参考書>
電気学会大学講座「電気回路論 3版改訂」平山 博、大附辰夫(電気学会)
「電気回路」木下真二郎(共立出版)

<オフィスアワー>
水曜日 15:00〜17:00(八王子校舎5号館7階705号室)

<学生へのメッセージ>
この科目で学ぶ事柄は専門科目の基礎となるので、十分に内容を消化するよう努力すること。

 

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