2011年度工学院大学 第1部 *電子工学科
○電子工学実験III(Experiments in Electronic Engineering III)[2A77]
2単位 斎藤 秀俊 准教授 [ 教員業績 JP EN ] 山口 実靖 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
電子工学における基本技術の理解を理論と実際の回路実験等とを照らしながら一層の理解を深めることを目的とする。この実験を通じて、電子機器,電子システム構成の基になる発振回路,変調・復調,パルス回路等の基本的電子回路の実験およびシミュレーションについて基礎的な知識を得ることができる。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. ガイダンス(各テーマの理論と実験のねらいと概要)
準備学習:事前に実験指導書の概要を読んで理解すること、ガイダンス終了後に実験実施に必要となる関連分野について調査し、実験実施に反映させるように準備すること 2. 分布定数回路(100MHz150MHz帯での平行二線路における特性実験) 準備学習:事前に実験指導書の該当する実験項目について読んで理解すること、実験終了後には実験報告書を作成すること 3.トランジスタ増幅回路(基本的なトランジスタ回路の理解と増幅帰還特性の測定) 準備学習:事前に実験指導書の該当する実験項目について読んで理解すること、実験終了後には実験報告書を作成すること 4. 発振回路(LC発振,水晶発振)(基本的な発振特性の計測) 準備学習:事前に実験指導書の該当する実験項目について読んで理解すること、実験終了後には実験報告書を作成すること 5.グループ討論・口頭試問(2〜4) 準備学習:事前に2〜4に該当する自己の実験報告書について指摘された問題点を認識し、問題点の解決について自己分析の上で口頭試問に答えられるようにしておくこと、口頭試問終了後には自己で問題点についてまとめ直し実験報告書を再作成すること 6. AM変調及び復調(振幅変調波における基本特性の計測と復調回路の実験) 準備学習:実験指導書の該当する実験項目について読んで理解すること、実験終了後には実験報告書を作成すること 7. パルス回路(微分積分回路、基本的なバイブレ-タからバイステーブルマルチバイブレータなどの特性 測定) 準備学習:実験指導書の該当する実験項目について読んで理解すること、実験終了後には実験報告書を作成すること 8. ディジタル回路I(基本的な論理回路、フリップフロップ、カウンターシフトレジスタなどの実験) 準備学習:実験指導書の該当する実験項目について読んで理解すること、実験終了後には実験報告書を作成すること 9.グループ討論・口頭試問(実験6〜8) 準備学習:事前に6〜8に該当する自己の実験報告書について指摘された問題点を認識し、問題点の解決について自己分析の上で口頭試問に答えられるようにしておくこと、口頭試問終了後には実験報告書を再作成すること 10. 光ファイバーケーブル伝送実験(光源LDLEDとファイバー及びPD受光器による伝送特性の測定) 準備学習:実験指導書の該当する実験項目について読んで理解すること、実験終了後には実験報告書を作成すること 11. マイクロコンピュータI(8ビットCPUのマシン語の理解とPPI(8255)によるIOの実験 準備学習:実験指導書の該当する実験項目について読んで理解すること、実験終了後には実験報告書を作成すること 12. 同調増幅器(高周波回路の同調特性、結合特性の実験) 準備学習:事前に実験指導書の該当する実験項目について読んで理解すること、実験終了後には実験報告書を作成すること 13.グループ討論・口頭試問(実験10〜12) 準備学習:6〜8に該当する自己の実験報告書について指摘された問題点を認識し、問題点の解決について自己分析の上で口頭試問に答えられるようにしておくこと、口頭試問終了後には実験報告 書を再作成すること 14. 補習実験(補習・実験予備日) 準備学習:予定日にできなかった実験について、実験指導書の該当する実験項目について読んで理解すること、実験終了後には実験報告書を作成すること 15.学習成果の確認(成果報告書の提出) 準備学習:最終的に受理可能な実験報告書を完成させておくこと
- <成績評価方法及び水準>
- 全実験テーマに対して、出席、実験報告書、受講態度等を総合的に評価する。ただし、実験テーマごとに全て均等な点数で評価される。1つでも受理できないレポートが存在する場合は放棄とみなされ単位を認めない。
- <教科書>
- 「電子工学実験 実験指導書」
- <参考書>
- 実験指導書に、テーマごとに参考書を指定する場合がある。
- <オフィスアワー>
- 実験開講日(午前、午後)
- <学生へのメッセージ>
- 実験報告書は提出期限を厳守の上、全テーマ提出を忘れないこと。今年度は、情報通信工学実験IIIと同時開講する。受講者は情報通信工学実験IIIの第1週のガイダンスに必ず参加すること。
- <備考>
- 再履修者に対しては、必要な履修指導を取る場合がある。
- <参考ホームページアドレス>
- http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~wwc1049/
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