○回路理論演習ＩＩ（Practice on Circuit Theory II）[2269]

＜授業のねらい及び具体的な達成目標＞

電気回路に関する問題を解きながら電気回路理論の理解を深めると共に、その応用能力を養うことを目標とする。具体的達成目標は次の通りである。
(1) 電圧、電流の複素数表示について理解し、実際に計算できること。
(2) 複素数を用いて交流回路に関する計算ができること。
(3) 交流回路の諸定理を理解し、応用できること。
(4) ２端子対回路の各種パラメータ表示法を理解し、計算できること。
(5) 分布定数回路の解析法を理解し、諸量を計算できること。

＜授業計画及び準備学習＞

第一週 [回路網計算]　キルヒホッフを用いた回路網計算の復習
第二週 [複素数表示]　電圧、電流の瞬時値表示と複素数表示の相互変換に関する問題
第三週 [複素数表示による回路解析]　複素数による基礎的回路の解析に関する問題
第四週 [ベクトル図]　各種の量のベクトル図による表示に関する問題
第五週 [ベクトル軌跡]　ベクトル軌跡についての理解とその求め方に関する問題
第六週 [相互誘導回路]　相互誘導を含む回路の計算に関する問題
第七週 [電力ベクトル]　電力ベクトルの理解とその求め方に関する問題
第八週 [交流ブリッジ]　交流ブリッジの平衡条件の求め方に関する問題
第九週 [共振回路]　直列共振、並列共振に関する問題
第十週 [交流回路の諸定理と応用] 回路解析法と諸定理の応用
第十一週 [2端子対回路]　２端子対回路の解析に関する問題
第十二週 [2端子対回路] ２端子対回路の解析に関する問題
第十三週 [分布定数回路]　分布定数回路に関する問題
第十四週 [分布定数回路] 分布定数回路に関する問題
第十五週　定期試験

＜成績評価方法及び水準＞

定期試験と授業中に行うテストの平均値が60点以上の者に単位を認める。
ただし、上記の結果が50点以上60点未満の者で、8割以上出席し、課題を8割以上提出した者については、提出された課題の内容が良ければ、最終評価を60点とし、単位を認める。

＜教科書＞

「電気回路教本」秋月影雄、橋本洋志（オーム社出版局）

＜参考書＞

電気学会大学講座「電気回路論　3版改訂」平山　博、大附辰夫（電気学会）
「電気回路」木下真二郎著（共立出版）

＜オフィスアワー＞

火曜日　13：00〜17：00（八王子校舎5号館705号室）

＜学生へのメッセージ＞

出来るだけ多くの問題を自分で考えて解答する努力を続けて下さい。

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