2011年度工学院大学 第1部環境エネルギー化学科
移動現象演習(Exercises in Transport Phenomena)[5C07]
1単位 上山 惟一 特別専任教授 [ 教員業績 JP EN ] 石川 徹 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 物質、熱および運動量の移動現象は、物理現象としてよく似ているところがあります。その類似性を理解する喜びを、演習を通して体験して下さい。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.移動現象入門;物理的操作の物質収支に関する演習を行う。
2.流体の粘性と流動の基本的事項;粘度、動粘度、粘性抵抗に関する演習を行う。 3.流動における物質収支;様々な流れの流量、流速に関する演習を行う。 4.円管内の層流、乱流;円管内流れのレイノルズ数、層流の速度分布に関する演習を行う。 5.乱流速度分布の普遍的表示式;円管内乱流の指数速度分布、対数速度分布に関する演習を行う。 6.円管内流れの摩擦損失;円管内層流、乱流の摩擦係数、摩擦損失に関する演習を行う。 7.流体輸送の所要動力;流体輸送に必要な所要動力に関する演習を行う。 8.「学習成果の確認(中間試験)」 9.分子のランダム運動と拡散現象に関する演習を行う。 10.物質収支式、連続の式に関する演習を行う。 11.薄膜、円筒膜、球殻膜中の濃度分布に関する演習を行う。 12.伝導伝熱;熱収支式から平壁内の温度分布に関する演習を行う。 13.対流伝熱;物質移動係数および熱移動係数に関する演習を行う。 14.物質移動、熱移動、運動量移動の総時速に関する演習を行う。 15.「学習成果の確認(期末試験)」
- <成績評価方法及び水準>
- 日々の演習、中間試験および期末試験の成績により評価し、総合点60%以上を合格とする。
- <教科書>
- 使用しない。
- <参考書>
- 演習の中で適宜示す。
- <オフィスアワー>
- メールで約束の上、対応します。
教員のE-mailは「学習ガイダンス」を参照してください。
- <学生へのメッセージ>
- 積極的に演習に取り組んで下さい。積極的に(自分から)取り組めば、「理解度」は必ず進みます。
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