2011年度工学院大学 第1部環境エネルギー化学科

移動現象演習(Exercises in Transport Phenomena)[5C07]

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1単位
上山 惟一 特別専任教授  
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石川  徹 准教授  
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最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
物質、熱および運動量の移動現象は、物理現象としてよく似ているところがあります。その類似性を理解する喜びを、演習を通して体験して下さい。

<授業計画及び準備学習>
1.移動現象入門;物理的操作の物質収支に関する演習を行う。
2.流体の粘性と流動の基本的事項;粘度、動粘度、粘性抵抗に関する演習を行う。
3.流動における物質収支;様々な流れの流量、流速に関する演習を行う。
4.円管内の層流、乱流;円管内流れのレイノルズ数、層流の速度分布に関する演習を行う。
5.乱流速度分布の普遍的表示式;円管内乱流の指数速度分布、対数速度分布に関する演習を行う。
6.円管内流れの摩擦損失;円管内層流、乱流の摩擦係数、摩擦損失に関する演習を行う。
7.流体輸送の所要動力;流体輸送に必要な所要動力に関する演習を行う。
8.「学習成果の確認(中間試験)」
9.分子のランダム運動と拡散現象に関する演習を行う。
10.物質収支式、連続の式に関する演習を行う。
11.薄膜、円筒膜、球殻膜中の濃度分布に関する演習を行う。
12.伝導伝熱;熱収支式から平壁内の温度分布に関する演習を行う。
13.対流伝熱;物質移動係数および熱移動係数に関する演習を行う。
14.物質移動、熱移動、運動量移動の総時速に関する演習を行う。
15.「学習成果の確認(期末試験)」

<成績評価方法及び水準>
日々の演習、中間試験および期末試験の成績により評価し、総合点60%以上を合格とする。

<教科書>
使用しない。

<参考書>
演習の中で適宜示す。

<オフィスアワー>
メールで約束の上、対応します。
教員のE-mailは「学習ガイダンス」を参照してください。

<学生へのメッセージ>
積極的に演習に取り組んで下さい。積極的に(自分から)取り組めば、「理解度」は必ず進みます。

 

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