2011年度工学院大学 第1部環境エネルギー化学科

数学II(Mathematics II)[5208]

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2単位
吉井 健太郎 非常勤講師

最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
数学IIでは数学Iで学習した内容を踏まえて、1変数関数の積分とテイラー展開、多変数関数の微分の初歩として2変数関数の極値について学習する。
不定積分の計算ができ、テイラー展開の有用性と偏微分の意味を理解することを目標とする。
特にテイラー展開は一般の関数の数値計算において有用であり、工学等への応用の観点からも重要なものと言えるだろう。

<授業計画及び準備学習>
第 1回: 微分の復習と不定積分
第 2回: 定積分の定義と性質
第 3回: 微積分の基本定理
第 4回: 置換積分と部分積分
第 5回: 部分分数分解と有理関数の積分
第 6回: 三角関数の積分
第 7回: 無理関数の積分
第 8回: 学習成果の確認 (中間試験)
第 9回: 高階導関数とライプニッツの公式
第10回: テイラーの定理とテイラー展開
第11回: テイラー展開の応用
第12回: 2変数関数の極限と連続性
第13回: 2変数関数の偏微分
第14回: 全微分と接平面
第14回: 高階偏導関数と2変数関数の極値
第15回: 学習成果の確認 (定期試験)

授業進度に応じて小レポートを課す。

準備学習については授業内でもその都度指示する。
初回については前期に学習した微分の基本公式等について復習しておくこと。

<成績評価方法及び水準>
中間試験(50点)と定期試験(50点)の合計(100点)で「60点以上」の学生を合格とする。また二回の試験で合計「50点以上60点未満」の学生であっても、授業中や小レポートで課した課題の取り組みを評価して合格とする場合がある。
ただし以下の学生に対しては成績評価を行わない。
 ・5回以上欠席した学生
 ・私語や授業妨害行為を行う学生

<教科書>
米田元 「理工系のための微分積分入門」 サイエンス社

<参考書>
石原繁, 浅野重初 「理工系の基礎 微分積分 増補版」 裳華房
石村園子 「やさしく学べる微分積分学」 共立出版
高橋泰嗣, 加藤幹雄 「微分積分 概論」 サイエンス社
柳原二郎 他著 「理工基礎 微分積分学 〔増補版〕」理学書院

<オフィスアワー>
金曜日の昼休みまたは4時限目

<学生へのメッセージ>
疑問にぶつかったとき、まずは自分で考えるようにしましょう。考えて考えて、それでも疑問が解消されないときは質問に来てください。

<備考>
授業内容が物足りないと感じる学生は相談すること。

 

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