2011年度工学院大学 第1部応用化学科
化学工業総論(Chemical Process Industries)[1C05]
2単位 松本 英之 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 化学工業が人類の生存に深く依存していることを認識すると同時に、化学物質には二面性があり、量や使い方を誤ると人の健康を害することもあることを知って、これからの化学工業が向かうべき方向性について正しく理解して欲しい。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.ガイダンス 化学工業の重要性、特徴、日本の化学工業の現状
準備学習:化学工業の特徴を調べておく、衣食住と化学工業、エネルギー・資源・環境問題との関係 2.化学工業の役割・特徴 準備段階:化学工業の特徴を調べておく、装置産業、資本集約型産業、エネルギー多消費、連産性等 3.化学工業の変遷、ヨーロッパにおける化学工業の幕開け 準備段階:これまでの化学製品の原料の変遷を調べておく 4.無機化学工業(1)基礎化学品製造(硫酸、苛性ソーダ) 準備段階:硫酸、苛性ソーダの製造法を調べておく、塩素製造とソーダ工業の関連 5.無機化学工業(2)基礎化学品製造(アンモニア、硝酸) 準備段階:アンモニアの製造方法について調べておく、アンモニアが必要とされた理由 6.石油精製の役割 ガソリン、ナフサ、灯軽油の製造 準備段階:石油精製から生み出される製品につて調べておく、脱硫、脱窒素、脱金属 7.石油化学工業(1)エチレン、プロピレン製造とその誘導品 準備段階:エチレン、プロピレンのからの誘導品について調べておく 8.石油化学工業(2)BTXの製造とその誘導品 準備段階:BTXからの誘導品について調べておく 9.バイオテクノロジー、発酵工業から進化したバイオ技術 準備段階:バイオ利用技術の利点と欠点について調べておく 10.材料化学、高機能材料、複合材料 準備段階:最先端材料技術について調べておく、どこでどのような材料・部材のニーズがあるか 11.エネルギー問題への化学の貢献(1)クリーンエネルギー開発(GTL、燃料電池) 準備段階:エネルギー分野における化学の貢献について調べておく 12・エネルギー問題への化学の貢献(2)水素社会(水素の製造、輸送、貯蔵技術) 準備段階:日本の一次エネルギー収支について調べておく、 13.環境規制と化学工業、大気汚染防止法、水質汚濁防止法、土壌汚染防止法、化学物質総合管理 準備段階:大気、水域、土壌における汚染物質について調べておく 14.化学工業の将来、グリーン・サステイナブルケミストリー 準備段階:GSCについてその意味するところを調べておく 15.学習成果の確認(レポート) 準備段階:授業で話したことを復習する
- <成績評価方法及び水準>
- 5回目と10回目の授業の際に、ミニレポートテーマを出題する。このレポートをそれぞれ25点満点で採点する。最後の授業の際に、これまでの授業を踏まえて、どれだけ授業を理解したかをみるためのレポートテーマを出題する。これは50点満点で採点して、都合3回のレポートの採点結果を集計して、60点以上を合格とする。
- <教科書>
- 教科書は特に使わない。毎回授業の度に、その日のテーマに即したプリントを配布して、それに基づき講義を行う。
- <参考書>
- 最初の授業の際に紹介する。
- <オフィスアワー>
- 毎回授業終了後、新宿キャンパス12F講師室にて30分程度待機している。
- <学生へのメッセージ>
- 化学を志す学生諸君が、社会にでて少しでも役立つ授業をしたい。また、この授業を聴講された学生諸君が、日本の化学産業を担う人材となって欲しい。
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