2011年度工学院大学 第1部マテリアル科学科

地学I(General Earth Science I)[5D75]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
野津 憲治 非常勤講師

最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
われわれ人類が生存する場である地球や太陽系についての理解を深め、そこで起きている現象についての基本的な概念や法則を学ぶ。受講者ひとりひとりが自分なりの地球観、宇宙観を持てるようになることを目標とする。地学全体をカバーするので、地学場Jでは、地学の中でも主に天文学、固体地球科学の分野を扱う。

<授業計画及び準備学習>
1.ガイダンス、宇宙の構造と膨張
   準備学習:教科書のp.112-113, 146-151を読んでおくこと
2.恒星の世界
   準備学習:教科書のp.124-125, 136-138, 142-145を読んでおくこと
3.元素合成過程と宇宙物質循環
   準備学習:教科書のp.138-141を読んでおくこと
4.太陽系の構造、構成天体
   準備学習:教科書のp.114-115, 117-123, 132-135を読んでおくこと
5.地球、惑星の姿、運動と物理学的特徴
   準備学習:教科書のp.6-11, 126-131を読んでおくこと
6.地球の内部構造と構成物質
   準備学習:教科書のp.12-15を読んでおくこと
7.地球表層を覆うプレートの運動とそれに起因する諸現象
   準備学習:教科書のp.28-33, 58-61, 160を読んでおくこと
8.地震現象、活断層
   準備学習:教科書のp.38-44, 46-47, 58, 161を読んでおくこと
9.マグマ活動、火山現象
   準備学習:教科書のp.26-27, 34-36を読んでおくこと
10.鉱物と岩石
   準備学習:教科書のp.20-24を読んでおくこと
11.火成岩
   準備学習:教科書のp.16-19を読んでおくこと
12.変成岩と堆積岩
   準備学習:教科書のp.48-52, 54-57, 62-63を読んでおくこと
13.地球の資源
   準備学習:教科書のp.25, 53を読んでおくこと
14.自然災害
   準備学習:教科書のp.37, 45, 100-101を読んでおくこと
15.学習成果の確認(試験)
   準備学習:前回までの総復習をおこなうこと

<成績評価方法及び水準>
第15回目に行う試験の成績で評価を行う。
最終試験結果だけでは合格点に達しない場合には、毎回の講義で最後15分を使って行う確認小テストの結果も考慮する。

<教科書>
ニューステージ新訂「地学図表」浜島書店(2003)ーー講義でプリント代わりに使用するので必ず持参のこと

<参考書>
西村裕二郎ほか「基礎地球科学」(第2版)朝倉書店(2010)
尾崎洋二「宇宙科学入門」(第2版)東京大学出版会(2010)
東京大学地震研究所「地球科学の新展開」朝倉書店(1,2巻:2002, 3巻:2003)
野津憲治「宇宙・地球化学」朝倉書店(2010)
国立天文台「理科年表」丸善(2011)

<オフィスアワー>
講義終了後、八王子キャンパス非常勤講師室
E-mailでのやりとりもできます:notsu@cc.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
地学は、われわれが生活する地球環境の過去から現在の姿を知り、将来を思い描く学問です。われわれの知的好奇心を満足させるだけではなく、人類が持続的に生存していく術を学び取る学問です。皆さんが将来の地球環境についての問題意識を持って勉強することを期待します。蛇足ですが、地学場K、地学実験も受講することを勧めます。

 

このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2011 Kogakuin University. All Rights Reserved.