2011年度工学院大学 第1部機械システム工学科

複素関数論(Elementary Complex Function)[4E17]

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2単位
江澤 潤一 非常勤講師

最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
線形代数学は工学・理学の専門分野を学ぶ上で必須の基礎となる科目である。本講義では,数ベクトルと,行列の取り扱いに慣れ親しみ,行列式の性質を知り,行列式の具体的な計算を習得し,連立一次方程式を解けるようになることを目標とする。これが出来たとき,線形代数学の奥深さと美しさに気が付くだろう。

<授業計画及び準備学習>
1. 複素数・複素平面 ← 04/28
2. 複素関数 ← 05/12
3. 指数関数・対数関数・三角関数 ← 05/12
4. 複素関数の微分 ← 05/19
5. 正則関数← 05/19
6. Cauchy-Riemann条件← 05/19
7. 理解度の確認(小テストと解説)← 05/26
8. 複素積分 ← 06/02
9. Cauchyの積分定理と積分公式 ← 06/09
10. Taylor展開・Laurent展開・特異点 ← 06/16
11. 理解度の確認(小テストと解説)← 06/23
12. 留数と極,留数定理 ← 06/30
13. 定積分計算への応用 ← 07/07
14. 複素関数論のまとめ ← 07/14
15. 学習成果の確認(定期試験)

<成績評価方法及び水準>
1)可能な限り頻繁に,それ以前の授業内容を題材に小テストを実施する。小テストの総合点を100点満点で評価し,A点とする。
2)定期試験は,100点満点で評価し,B点とする。
3)最終評価点Fは,F=A*(1-X)+B*Xである。Xは,X>0.5の範囲で総合的に決める全学生に共通の係数である。Fが60点以上を合格とする。

<教科書>
「テキスト 複素解析」小寺平治(共立出版)

<参考書>
講義の中で必要に応じて指示する。

<オフィスアワー>
木曜日16:20-16:40講師室

<学生へのメッセージ>
1. 自分の手を動かして,数多くの例を計算してみることが重要である。なるべく具体的な応用例を取り上げるので,労を惜しまず勉強すること。
2. 演習の時間がとれないので,ホームワークとして授業でとりあげた問題を再度解き完全に理解すること。
3. 理解にはステップを踏む必要があるため,1,2をきちんと行って,各回の授業内容を体得することが肝要。

 

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