2011年度工学院大学 第1部機械システム工学科

環境制御工学(Environmental Equipment and Systems)[3A05]

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2単位
田中 俊博 非常勤講師

最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
地球の温暖化は深刻な状況となっている。環境問題をエネルギー問題ととらえ、循環型社会と省エネについて考える。さらには、市民の生活・環境に関する「環境装置」すなわち、水処理装置・プラント、廃棄物処理装置・プラント、について基本原理と構成を理解し、最新技術について知見を得る。

<授業計画及び準備学習>
1.環境とは;地球温暖化、温室効果ガスの削減
2.エネルギー問題
3.環境基本法、公害の種類、汚染と浄化、
4.水処理装置 その1. (生活と浄水、浄水装置;沈殿、凝集沈殿) 
5.演習1
6.水処理装置 その2. (浄水装置;砂ろ過、膜ろ過,他のろ過)  
7.水処理装置 その3. (純水装置ほか、イオン交換、活性炭ろ過) 
8.生活と汚水処理、下水道と下水処理、エネルギー的観点からの汚水処理)
10.汚水処理装置 その2(嫌気性生物処理、廃水処理とエネルギー回収) 演習2
11.水処理と汚泥処理の関係(濃縮,脱水,焼却,溶解)
12.廃棄物処理装置その1. 廃棄物処理の概要(廃棄物の種類、量は、焼却プラントの構成)
13.廃棄物処理装置 その2. エネルギー回収と焼却装置  
14.演習3
15.期末テスト

<成績評価方法及び水準>
1)期末テストの成績(70%)、演習問題の評価(30%)の割合で評価し、総合点が60点以上の者に単位を認める。
2)演習問題は1回の演習問題を10点満点で評価し、各回の点数を加算し30点満点とする。

<参考書>
水環境工学(改訂2版)松尾友矩編 オーム社

<オフィスアワー>
教務課に連絡し日時を調整の上対応可能。

<学生へのメッセージ>
高校、大学において、化学を受講してない人には理解しがたい授業のようです。できるだけ、化学と生物の一般知識を持った人に受講してもらいたい。これからは環境の時代といわれています。人間は多くの資源を使って生活しています。環境;地球温暖化、水質汚濁、ごみ問題等多くの課題があります。環境を保全する技術を一緒に勉強しましょう。

 

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