2011年度工学院大学 第1部機械システム工学科

材料の基礎(Foundations of Materials Science and Engineering)[2558]

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2単位
菱田 博俊 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
鉄鋼などの金属から人体材料まで、幅広く、こんな材料があるのかと知って貰い、何かに興味を持ってくれればそれで充分です。
勿論、成績をつけなければならないので、試験はする。ポイント中のポイントを講義で教えるので、それが試験に出る訳だから、基本的には簡単!(な筈)

JABEE学習目標:(A)○(B)○(C)○(G)○

鉄と鋼のい違い、Fe−C平衡状態図の読み方、元素と元素の違い、代表的な元素の性質、有機材料に何があるか、非金属無機材料に何があるか、等が解る事を第一目標にすると良い。
また、人体の材料、色と音についてもざっと教えるので、自分自身を振り返るきっかけにして欲しい。

<授業計画及び準備学習>
初回に単位取得に関係する講義運営システムの説明と一般的な諸注意をするので、必ず出席して下さい。万一欠席した場合には、必ず友人等に内容を確認しておく事。
全15回(内、1回は試験、1回は試験解説に当てる)で計画。
毎回開始時10分程度で、プリントを用いた事前の頭の整理作業を行う。
毎回終了時10分程度で、感性工学体験を行う。

1:元素に関する基礎
2:結晶と平衡状態図(読図)に関する基礎
3:材料強度に関する基礎
4:鉄鋼の基礎
5:ステンレス、アルミ、銅の基礎
6:その他の金属の基礎
7:有機材料の基礎
8:セラミックスの基礎
9:人間にかかわりのある材料の基礎(音と絵についても触れます)

教科書に沿って講義していく。
※順番は入れ替える。
※一部を取り扱わない頁もある

<成績評価方法及び水準>
本質的には、試験の点で評価する。
ただし、場合によっては、毎日の整理作業および体験のレポート等を考慮する事もある。この場合には、全員一致の採点基準を用いて、最後にその採点基準については説明する。

<教科書>
オーム社
「絵ときでわかる機械材料」2300円

<参考書>
特に定めないが、例えば=
佐々木雅人:機械材料入門、理工学社。
渡辺義見他3名:図でよくわかる機械材料学、コロナ社。
片山恵一他3名:工学のための無機材料科学、サイエンス社。
鈴木孝弘:新しい物質の科学−身のまわりを化学する−、昭晃堂。

<オフィスアワー>
火曜日の13:00〜16:30
メールには随時対応する。

<学生へのメッセージ>
自分自身を含めて、身の回りの物すべてが、材料でできています。幅広くいろいろな話をしますので、今後材料系の知識をより深めるための下地作りに来て下さい。
物を大切に! そして、全ての物に興味を持って下さい。

<備考>
試験は60分100点。完全に持込み禁止。

<参考ホームページアドレス>
http://www.geocities.co.jp/NatureLand-Sky/8274/akio9.htm

 

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