2011年度工学院大学 第1部機械システム工学科

数学II(Mathematics II)[3312]

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2単位
宇内 昭人 非常勤講師

最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
この講義では,多変数関数の微積分ができるようになることを目標とする.一変数の微積分で得た知識を生かし,主に二変数関数での計算を行い,多変数へと発展させていく。一つ一つの事柄を正確に理解し,確実に計算することができるようになってもらいたい。

(JABEE 学習・教育目標)
「機械システム基礎工学プログラム」:C-1◎

(前提となる基礎知識と習得後の展開)
前期に学んだ数学I(1変数の微積分)の知識を前提とします。
習得後は、より高度な解析学の学習へと発展します。

<授業計画及び準備学習>
<授業計画及び準備学習>
1,基本事項
2,多変数関数の極限値と連続性
3,偏微分の定義,偏導関数
4,合成関数の偏微分
5,高階偏導関数
6,テイラーの定理とマクローリンの定理
7,関数の極値
8,極値問題演習
9,重積分,累次積分(長方形(閉)領域)
10,累次積分(縦線型閉領域)
11,積分順序の交換
12,積数変数の変換
13,積数変数の変換演習
14,曲面の面積と体積の計算演習
15,学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
定期試験60点以上を合格とする.
小テストを数回行うこともある。これは成績には反映されないが、「定期試験のための答案の書き方及び注意事項」を説明するために行うものであり重要であるから、必ず受けて復習をしっかり行うこと。

「械システム基礎工学プログラム」の学習・教育目標C-1は、上記の評価基準を満たせば達成されます。

<教科書>
「微分積分概論」 高橋泰嗣,加藤幹雄 共著 サイエンス社

<オフィスアワー>
授業の前後(八王子)

<学生へのメッセージ>
この講義はシラバス通りに進む。教科書には実際の講義より多くの内容が盛り込まれており、難しく感じるかもしれないが,授業の前に対応する内容の部分を一読することが望ましい.授業の内容を理解するためにも,是非そのようにすることを勧める.

 

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