2011年度工学院大学 第1部機械工学科

物理学II(Physics II)[3558]

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2単位
加藤  潔 教授  
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最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
工学部における学習の土台の1つとして,物理学の基礎を学ぶ。物理学IIでは熱力学と電磁気学を扱う。
このクラスは再履修クラスであるので,演習問題の解説などを通して理解の不十分であったところを補強するように配慮した進行となる。講義の最後に毎回小テストを実施する。
以下の項目を習得することを目標とする。
(1)熱力学に現れる物理量(絶対温度、物質量、比熱、内部エネルギー、エントロピー等)の意味を理解すること。
(2)理想気体の状態方程式を利用して、気体の状態変化が扱えること。
(3)熱力学の第1、第2法則の意味を理解し、具体的な系に適用できること。
(4)電磁気学に現れる物理量(電荷,電流,電場,電位,場のエネルギー,等)意味と相互の関係を理解すること。
(5)マクスウェルの方程式を構成する4つの法則の意味を積分形で理解し,簡単な系に対してそれを適用して分析する方法を理解すること。
(6)電磁波の概念とその諸性質を理解すること。
(JABEE学習・教育目標)
「国際工学プログラム」
(C)基礎工学・専門工学知識の習得:◎
JABEE基準1の(1)の知識・能力:(c)(d)の(1):◎

<授業計画及び準備学習>
1. 熱力学(1)。序論。物質量と絶対温度。
準備学習 :再履修にあたり,今までの学習について自己分析を行い,今次の履修についてしっかりと取り組む方策を立てる。前回使った教科書とノートを準備し,内容を確認する。
2. 熱力学(2)。気体の状態方程式。
準備学習 :前回の講義で出題された課題を復習し,上記内容について教科書の該当部分を読んで予習しておくこと。
3. 熱力学(3)。熱力学第1法則。気体の状態変化(定積,定圧)。気体の比熱。
準備学習 :前回の講義で出題された課題を復習し,上記内容について教科書の該当部分を読んで予習しておくこと。
4. 熱力学(4)。気体の状態変化(等温,断熱)。
準備学習 :前回の講義で出題された課題を復習し,上記内容について教科書の該当部分を読んで予習しておくこと。
5. 熱力学(5)。気体の状態変化の応用。
準備学習 :前回の講義で出題された課題を復習し,上記内容について教科書の該当部分を読んで予習しておくこと。
6. 熱力学(6)。熱力学第2法則。熱機関。効率。
準備学習 :前回の講義で出題された課題を復習し,上記内容について教科書の該当部分を読んで予習しておくこと。
7. 熱力学(7)。エントロピー。
準備学習 :前回の講義で出題された課題を復習し,上記内容について教科書の該当部分を読んで予習しておくこと。
8. 学習成果の確認(熱力学分野の試験)
準備学習 :前回までの総復習を行うこと。
9. 電磁気学(1)。クーロンの法則。電場。
準備学習 :上記内容について教科書の該当部分を読んで予習しておくこと。
10. 電磁気学(2)。電位。電流。
準備学習 :前回の講義で出題された課題を復習し,上記内容について教科書の該当部分を読んで予習しておくこと。
11. 電磁気学(3)。コンデンサー。電気容量。電場のエネルギー。
準備学習 :前回の講義で出題された課題を復習し,上記内容について教科書の該当部分を読んで予習しておくこと。
12. 電磁気学(4)。磁場。アンペールの法則。ビオサバールの法則。
準備学習 :前回の講義で出題された課題を復習し,上記内容について教科書の該当部分を読んで予習しておくこと。
13. 電磁気学(5)。ファラデーの法則。電磁誘導。
準備学習 :前回の講義で出題された課題を復習し,上記内容について教科書の該当部分を読んで予習しておくこと。
14. 電磁気学(6)。電力。オームの法則。直流回路。
準備学習 :前回の講義で出題された課題を復習し,上記内容について教科書の該当部分を読んで予習しておくこと。
15. 学習成果の確認(電磁気学分野の試験)
準備学習 :第9回から前回までの総復習を行うこと。

<成績評価方法及び水準>
中間試験と期末試験の合計が75点,講義の最後に実施する小テストが25点である。
両者の合計を評価点とし,合計点が60点以上の者に単位を認める。

<教科書>
特に指定はしないが,以前に履修したクラスで使用したテキストを持参すること。

<オフィスアワー>
時間帯は教員プロフィール参照,1-210室。電子メールで予約すれば,指定時間外でも対応する。

<学生へのメッセージ>
再履修クラスを受講する資格があるか,履修の手引き等で確認し,必ず初回の講義に参加して,物理学教室所定の履修整理票を提出すること。
担当者ホームページ(http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft82039/)に講義や試験などに関する連絡や指示を提示する。また,オフィスアワー以外の担当者への質疑や面談の予約も電子メールで行なうこと。

<参考ホームページアドレス>
http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft82039/

 

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