2011年度工学院大学 第1部機械工学科
△世界の社会思想(Social Ideas in the Western World)[1310]
2単位 木下 ちがや 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 〈20世紀の歴史と思想〉いわゆる「社会思想」と呼ばれるものは、抽象的で、難解で、とっつきにくいという印象があります。この授業では、人類史上もっとも「豊かな社会」が到来し、他方で人類史上もっとも大量殺戮がおこなわれた、20世紀の時代をふりかえりながら、そこでいかに思想が育まれ、社会との関わり、対決のなかからそれが意味をもっていったかを考えていきます。
- <授業計画及び準備学習>
*数回の授業で、20世紀史に関するドキュメンタリーを鑑賞します。
以下がテーマになります
・総力戦争の時代 ・世界革命 ・大恐慌と自由主義の崩壊 ・ファシズムと反ファシズム ・冷戦 ・第三世界革命 ・「豊かな社会」 ・社会主義のおわりと、自由主義の新たな回帰
(復習) 毎回レジュメを作成するので、その内容を踏まえて、期末のレポートに臨んでください。
- <成績評価方法及び水準>
- 期末に提示するレポートの内容を採点基準とする。また、授業期間中に最低一度行なう小レポートか感想文の提出を出席要件とし、それを提出しない場合は成績評価を行なわない。
- <教科書>
- 特に指定しないが、可能ならば以下の本を入手して読んでほしい。
エリック・ホブズボーム「20世紀の歴史」(上)(下)三省堂
- <参考書>
- 授業内で指示する。
- <オフィスアワー>
- 授業終了後に教室で
- <学生へのメッセージ>
- 社会思想を理解するには、とにかくおおまかにでも歴史的な事実を知ることが大事です。講義で興味をもったら、こういうものを読んだらいいというアドバイスをしますので、聞いてください。
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