2010年度工学院大学 学芸員課程科目

博物館資料論(Materials and Display for Museum)[8031]

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2単位
前島 正裕 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
一口に博物館といっても、その種類や扱う資料は様々です。本講義では、博物館における一般的な資料に対する基本的な考え方や取り扱い方から、各分野の博物館それぞれに特徴的な資料とその取り扱い方法について、博物館機能に即して紹介します。授業では、学芸担当として必要とされる基礎的知識の習得を目指し、参加性の高い講義を行うので、積極的な参加が望まれます

<授業計画及び準備学習>
1.イントロダクション
2.博物館における資料とは
3.ドキュメンテーション
4.自然史系博物館とその資料
5.理工系博物館とその資料 従来型館を中心に
6.理工系博物館とその資料 産業博物館などを中心に
7.国立科学博物館の理工系部門とその資料
8.歴史・民俗系博物館
9.美術・芸術系博物館の資料
10.資料の保存
11.資料の活用
12.まとめ

<成績評価方法及び水準>
試験は行いません。
授業中に行う複数回の演習レポートにより採点します。合計点が、60点以上で合格。
やむを得ず欠席をする場合は、事前に申し出て、小レポートを提出すること。

<参考書>
加藤有次他『博物館資料論』(新版博物館学講座5)雄山閣出版、1999年
沢田正昭『文化財保存科学ノート』近未来社、2002年
石森秀三『博物館資料論』放送大学教育振興会、2000年
岡田文男『文化財のための保存科学入門』角川書店、2005年
中川靖之『古文書の補修と取り扱い』雄山閣、1999年
平尾・戸津『仏像・漆工芸品・染色品を探る』(文化財を探る科学の眼5)国土社、2004年
その他必要な参考文献は適宜講義中に紹介します

<オフィスアワー>
新宿校舎。非常勤控え室。授業の前後休み時間

<学生へのメッセージ>
資料に触ることもあるので、落ち着いた態度が望まれます

<参考ホームページアドレス>
http://www.kahaku.go.jp/

 

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