2010年度工学院大学 教職課程科目

栽  培(Plant Cultivation)[9712]

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2単位
稲冨 素子 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
(1)作物の種類とその生育過程及び栽培に適する環境条件を知ること。
(2)栽培する作物に即した計画を立て、作物の栽培ができること。

<授業計画及び準備学習>
 1. ガイダンス
    「栽培」でどのようなことを学ぶのか説明する。
    中学校学習指導要領の「栽培」の内容の項目について説明する。
 2. 栽培と生活
 3. 栽培作物の種類と分類
 4. 栽培作物の栽培計画
 5. 作物の構造
 6. 作物の生理・生態1
    発芽・器官分化、生長、実験
 7. 作物の生理・生態2
    花芽分化・発達、果実肥大、休眠・休眠打破
 8. 作物の生理作用
    光合成と呼吸、実験
 9. 作物と栽培環境1
    光・水・空気・温度
10. 作物と栽培環境2
    土壌
11. 作物と栽培環境3
    肥料、実験
12. 作物における養分の役割
13. 栽培と病害虫
14. 作物の栽培管理
15. 栽培技術の進歩と今後の課題

<準備学習>
 集中講義のため、「栽培」に関する授業中の実習には限りがありますのでそれを補うために準備学習として、各自で、植物を種子から栽培し、調査・観察・まとめを記載したレポートを提出してもらう予定です。植物の生育の成功や失敗では結果を問うものではありません。

<予習及び復習>
 中学校理科における植物の単元の内容はこの講義の基礎知識として必要ですので、予習をしてきてください。
 講義後に、自分の好きな植物を種子から栽培してみてください。準備学習時とは違う問題点や発見ができると思います。レポートとして提出してもらえば、追加点として採点対象にします。

<成績評価方法及び水準>
質疑応答などの授業中の積極的な参加や、実習レポートなどを総合して100点満点で評価し、60点以上を合格とします。なお、レポートが未提出の場合、評価の対象とはしません。

<教科書>
配布するプリントを用いて授業を進めます。

<参考書>
別冊「NHK趣味の園芸」シリーズなど、一般の園芸書

<オフィスアワー>
授業終了後30分間(場所については最初の授業でお知らせします。)

<学生へのメッセージ>
身近にある植物・作物の観察を注意深くしてください。

 

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