2010年度工学院大学 教職課程科目

教育工学(Educational Technology)[9546]

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2単位
豊福 晋平 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
教育工学には2つの意義がある。一つは工学の科学的合理的手法を教育に適用すること。もう一つは技術の潜在的可能性をもって教育の前提条件を覆し、教育に革新をもたらすことである。古くは学校制度・授業技法の研究に始まったが、現代では広くテクノロジー・メディアと教育との接点が議論されている。本講では、教育工学的アプローチへの理解を深めるとともに、いくつかのトピックについて実際に課題に取り組み、その意義や問題点について検討していく。
達成目標としては次の3点をあげる。
1)教育工学の歴史的背景・展望・課題について総合的考察が行えること
2)メディア・リテラシーの観点から、教育とメディアとの関わりについて理解すること
3)教育情報化の課題を概括し、学校教育における企画立案に必要な要件を指摘できること

<授業計画及び準備学習>
#1[教育工学とは何か] 背景・歴史・教育のシステム観・情報社会と教育工学の再定義
#2[学校建築] 学校建築とオープンスクール
#3[授業設計・授業評価] 授業設計モデル・様々な授業評価方法
#4[メディアリテラシー] メディアリテラシーの定義・映像メディアの分析
#5[教育情報化] 概説・授業の情報化・広報の情報化・校務の情報化・情報モラル教育
#6 学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
試験結果70%、講義期間中の提出物30%をもって評価し、60点以上を合格とする。2回以上欠席した場合は履修放棄とみなし成績評価は行わない。

<参考書>
講義中に適宜指示する。
「メディア・リテラシー」菅谷明子著(岩波新書)
「教育×破壊的イノベーション」クリステンセン著(翔泳社)
「未来の学校建築―教育改革をささえる空間づくり」上野淳著(岩波書店)

<オフィスアワー>
講義前20分新宿キャンパス12階講師室にて。メールでも対応可。

<参考ホームページアドレス>
http://www.i-learn.jp/

 

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