2010年度工学院大学 教職課程科目

社会教育(Social Education)[9526]

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2単位
穂積 健児 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 現代社会教育の国際的な動向は「21世紀の『鍵』は成人教育」であるといわれるように、人々が「歴史の主人公」になれるような「実践」が切望されている。にもかかわらず、わが国の社会教育は「法律も実践も逆行している」ように見える。わが国の社会教育実践を省みながら、世界の動向を展望できるありようは何かを共に考えたい。

<授業計画及び準備学習>
第1回 ガイダンス(現代社会と社会教育)
第2回 人間にとって学習とは何か(人間の本性と学習、社会教育)
第3回 社会教育とは何か(その1)(身近にある社会教育、学校教育との違い)
第4回 社会教育とは何か(その2)(歴史、概念、体系、諸外国の状況)
第5回 社会教育とは何か(その3)(ユネスコの学習権宣言を読む)
第6回 社会教育とは何か(その4)(ユネスコの学習権宣言に学ぶ)
第7回 社会教育とは何か(その5)(社会教育のしごと、公教育の役割)
第8回 公教育としての「公民館」「図書館」「博物館」
第9回 公教育としてのその他の社会教育と施設
第10回 社会教育の歴史と実践から学ぶ(戦前・戦後の違い、戦後の実践)
第11回 21世紀を展望する社会教育(国際人権規約、学習権宣言、男女平等
条約、子どもの権利条約)
第12回 (最終回)教場試験

<成績評価方法及び水準>
 最終回に試験を実施する。試験は記述式で、プリント、教科書、参考書の持込可。 授業の理解度、自分の考え・意見を重視する。 毎授業ごとの感想文も考慮する。 60点以上の者を合格とする。

<教科書>
 「教育基礎論」(仮称/酒井書店)、「ユネスコ学習権宣言と基本的人権」(藤田秀雄著/教育史料出版会)、「表現・文化活動の社会教育」(畑潤・草野滋之編/学文社)

<参考書>
 「社会教育のしごと」(社会教育推進全国協議会編)、「現代の貧困と社会教育」(上田幸夫・辻浩編著/国土社)、「子どもの社会力」(門脇厚司著/岩波新書)

<オフィスアワー>
 夏季集中講義期間の午後5時30分〜6時までと授業終了後

<学生へのメッセージ>
毎回レジュメは作成しますが、指定した教科書は購入してください。試験の時に使います。交流を大事にしたいので、気軽に声をかけてください。

<備考>
 自宅の電話、FAX、メールアドレスは教員名簿に掲載されていると思いますので、ご連絡はいつでもどうぞ!

 

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