2010年度工学院大学 教職課程科目

教職総合演習(Seminar on Teaching)[9376]

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2単位
尾高  進 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 これからの教師には、人間尊重、人権尊重の精神はもとより、地球環境、異文化理解など人間に共通する問題や、福祉や家庭のあり方などわが国の社会全体に共通する問題への視野をもち、それを指導できることが求められよう。
 そのためには、教科書に沿って学習を指導するだけではなく、子ども・青年が自発的に設定したテーマの学習を支援する能力は大切である。また教師を志すもの自らがそうした活動、例えばグループ討論やワークショップ型の授業に一定程度習熟する必要がある。そのためには、教師自らが心と体を開いて自らを表現し、生徒に接することは、それらの活動に取り組む上で必要不可欠な前提となろう。集団遊びやグループ討論などで体を使って活動することは、生徒の学びを作り出す上での重要なアプローチになるものと思われる。
 そこで、各自(ないしは各グループ)が上記の文脈の下、それぞれの問題関心に基づいてテーマを設定し、そのテーマに関して調査を行い、その成果を発表することを通して、テーマをどう定めるか、調査の方法、発表上の工夫等について学ぶことを目標とする。

<授業計画及び準備学習>
■準備学習について
 グループに分かれてテーマを定め、そのテーマについて調査と発表を行うので、どのような内容がテーマとなりうるか(授業期間中にまとめることができるかも含め)についてあらかじめ考えておくこと。

1.自己紹介、集団遊び、グループ討論など(集団づくり)
2.声と体(心と体をひらく)
3.テーマの検討・決定
4.調査(1)
5.調査(2)
6.調査(3)
7.発表会(1)
8.発表会(2)
※本授業は6日間の集中授業であるけれども、各項目は、それぞれの日程に必ずしも対応しているわけではない。複数の項目が並行的に進められることもある。
※詳細は受講者のみなさんと相談して進めたい。

<成績評価方法及び水準>
 受講者でグループを作り、グループごとに行う発表を評価し、求められる水準に達しているものを60点と評価し、それ以上の点数のものに単位を与えます。求められる水準とは、これなら将来教師としてやっていけると判断しうるものをいいます。

<教科書>
特に指定しません。

<オフィスアワー>
 夏期集中なので直接相談して下さい。授業開講前に相談があるときはメールで連絡を下されば対応できます。メールアドレスはodaka@cc.kogakuin.ac.jpです。

 

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