2010年度工学院大学 教職課程科目

教育原論(Principles of Education)[9014]

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4単位
久保田 英助 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 今日の教育の現場は、さまざまな問題や課題を抱えています。学力・学習意欲の「低下」、授業崩壊、いじめ。教師はこうした問題のすべてに立ち向かっていかなくてはなりません。ますます複雑化する国際社会の中で、子どもたちには自分で考え、自分らしく生きる力を身につけさせなくてはなりません。したがって、教師とは、いかなる職業にも増して、専門的な技術とともに、優れた人間性と豊富な教養を身につけたスペシャリストである必要があるのです。この授業では、教員となるうえでの基礎知識を習得するとともに、教員としての意欲や責任感、そしてコミュニケーション能力の向上を目指します。

<授業計画及び準備学習>
<授業計画>
1.ガイダンス:自己紹介〜なぜ教職を目指すのか〜
2.教育とは何でしょうか
3.人間が「発達」するとは、どういうことでしょうか
4. なぜ学校が必要になったのでしょうか〜西洋教育史1〜
5.なぜすべての子どもが学校に通うようになったのでしょうか〜西洋教育史2〜
6.日本の学校の歴史とは《江戸〜明治》
7.日本の学校の歴史とは《大正〜戦前昭和》
8.日本の学校の歴史とは《戦後昭和〜現代》
9.学力とは何か
10.学力低下問題とは何か
11.よりよく教えるために
12. 実際の授業を観察する
13.教育論文を書くためには【評価課題(1)】
14.論文の添削・修正
15.プレゼンテーションとは何か〜なぜ教職をめざすのかをアピールする〜
〔前期終了〕
16. プレゼンテーションの実践〜第1グループ〜【評価課題(2)】
17. プレゼンテーションの実践〜第2グループ〜【評価課題(2)】
18.教師とは何か
19. 求められる教師の資質・能力とは
19. 授業を作る
20.実際の授業を観察してみよう
21.学級経営
22.生涯学習の時代に向けて
23.憲法・教育基本法・学習指導要領
24.子どもの権利条約
25.子どもをめぐるさまざまな問題〜非行・犯罪〜
26.子どもをめぐるさまざまな問題〜子どもの性〜
27.ディベート:その意義と方法、グループワーク 
28.ディベート:第1グループ【評価課題(3)】
29.ディベート:第2グループ【評価課題(3)】
30. まとめ
〔後期終了〕
最終テスト【評価課題(4)】

<成績評価方法及び水準>
(1)論文評価 10%
(2)プレゼンテーション評価 20%
(3)ディベートへの参加の程度 20%
(4)最終試験         50%

<教科書>
なし

<参考書>
田嶋一 他『新版 やさしい教育原理』有斐閣アルマ、2007年

<オフィスアワー>
授業時間中のみ

 

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