2010年度工学院大学 教職課程科目

教育原論(Principles of Education)[9011]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

4単位
尾高  進 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 教育とはいったいなんだろうか?この問いに対する答えは、公式のように出てくるものではない。この授業では、教育に関する基礎的な知識を習得するとともに、様々な問題を考えることを通して、教育に対する受講者それぞれの考えを深める糸口をつかんでもらいたい。
 後期には、前期の授業内容をふまえ、各自の問題関心に沿ってテーマを定め、論文をまとめることで、教育についての理解をさらに深めてもらいたいと考えている。

<授業計画及び準備学習>
■準備学習について
 毎回の授業に臨むに際して、特別の予習は必要ない。ただし、1)授業の終わりに書いてもらう「今日のひとこと」が、次回の内容の予習的なトピックになっていることが多いので、そのトピックについて折に触れて考えること、2)授業後に、その授業の内容を振り返ること、3)教育に関心をもって本や新聞をみること、をお願いしたい。

1.オリエンテーション
2.教育の原型としての育児
3.教育とは何か
4.教育の理念
5.教育の歴史と思想
6.発達とは何か
7.子どもの発達について(ビデオ視聴)
8.学校の成立と教育の歴史性−学校制度とその意義(1)−
9.社会の中における学校−学校制度とその意義(2)−
10.生活学校か科学の学校か
11.教育課程とは何か
12.授業とは何か
13.道徳性の発達と教育
14.障害児教育とは何か
15. 前期まとめと夏休みの課題の指示
16.ワークショップ−学校での討論の指導のために−
17.レポートの書き方
18.課題の返却と講評
19.テーマを設定する−教育への理解を深めるための切り口−
20.タイトルを決定する−担当者との面接を経てテーマを具体化する−
21.資料を収集する(1)−インターネットでの検索−
22. 資料を収集する(2)−教育に関する文献はどこにある?−
23. 文献リストの作成−集めた資料を整理して組み立てるために−
24. ノートの取り方−授業におけるノートの取り方の指導へのアプローチ−
25. グループで中間発表
26. ドラフト(草稿)を執筆する
27. 完成原稿を執筆する
28. レポートの発表と検討(1)
29. レポートの発表と検討(2)
30. 後期まとめ

<成績評価方法及び水準>
夏休みに課す課題を提出者し、かつ後期に執筆してもらう論文によって必要な成果を上げたと判断しうるものを60点と評価し、それ以上の点数のものに単位を与える。ただし、毎回の授業時に書いてもらう感想文等の提出状況を考慮する。

<参考書>
適宜指示する。

<オフィスアワー>
 授業の前後、教室または講師室にて。それ以外は、メールで約束の上、対応します。
odaka@cc.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
 なるべく一方通行の講義ではなく、受講者と対話、議論しつつ授業を進めていきたい。みなさんの積極的な参加を希望しています。

 

このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2010 Kogakuin University. All Rights Reserved.