2010年度工学院大学 第2部建築学科
数学II(Mathematics II)[2602]
2単位 菊地 哲也 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 専門課程で数学が必要になった時にきちんと使えるように、微積分の概念の理解と、実際の運用技術の修得の両方を目標とする。具体的には、(1)偏微分の意味を理解し、いろいろな初等関数の偏導関数を求められること(2)偏微分を関数の極値問題などに応用できること(3)重積分の意味を理解し、累次積分や変数変換を用いて具体的な計算ができること、を主な目標とする。
- <授業計画及び準備学習>
- 授業計画:
1. 2変数関数の極限と連続性 2. 偏導関数の定義と例 3. 接平面と全微分 4. 高次偏導関数 5. 合成関数の微分法 6. 陰関数、平均値の定理 7. 1変数関数のテイラー展開 8. 多変数関数のテイラー展開 9. 多変数関数の極大極小 10.重積分の定義と例 11.重積分の計算 12.累次積分の順序変更 13.極座標変換、曲面の面積 14.広義積分 15.期末試験 準備学習: 毎回講義時間に配布するプリントで課題を与えるので、次の回までに問題を解いておくこと。
- <成績評価方法及び水準>
- 期末試験(80%)、授業で行なう課題レポート(3回程度の予定、20%)により評価し、合計点が60点以上で合格。
- <教科書>
- 特に指定しない。
- <参考書>
- 初回の講義で紹介する。
- <オフィスアワー>
- 授業の前後の休み時間、新宿校舎12階講師室で。
- <学生へのメッセージ>
- 前期科目の微分・積分や、高校の数IIIレベルの計算はこの講義では必須なので、もし忘れていてもすぐに調べられる状態にしておくこと。
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