2010年度工学院大学 第2部情報通信メディア工学科
安全工学(Safety Engineering)[6752]
2単位 杉田 洋一 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 安全を基本とした技術のあり方を習得するために、幅広い視野・視点から安全技術を考えることができる技術者の育成を目指す。工業系の学生が技術に片寄り,とかく軽視しがちになる「安全思考」を身近な例を通して講義し、自らで考えることと行動し続ける努力が大切であることを理解していただく。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. 導入―安全とは何か
2. 基礎―自然災害と人工災害 3. 基礎―リスク管理 4. 基礎―環境問題と安全 5. 基礎―力と火の安全 6. 基礎―光と音の安全 7. 基礎―電気と放射線の安全 8. 基礎―化学と安全 9. 応用―機械の作業安全 10. 応用―電気の作業安全 11. 応用―建築・土木の作業安全 12. 応用―災害解析と統計 13. まとめ
- <成績評価方法及び水準>
- 成績は期末に実施するレポートで評価し、60点以上を合格とする。ただし、点数がわずかに60点未満の者はレポートの再提出を認め、レポート内容が単位認定相当と判断される場合には最終成績を60点とする。
- <教科書>
- 「安全基礎工学入門」(社)実践教育訓練研究協会(工業調査会)
別途補足資料として、その日の授業内容に関するプリントを各授業の開始前に配布する。
- <参考書>
- 「よくわかるリスクアセスメント」向殿政男(中災防新書)
「安全とリスクのおはなし」向殿政男 監修(日本規格協会)
- <オフィスアワー>
- 土曜日 19:40〜 授業中、授業後
- <学生へのメッセージ>
- 日常生活において、常に安全が基本であること、安全知識の欠如が問題を大きくしていることに関心を抱く。環境問題、建設事故、工作機械事故、交通事故、鉄道事故、放射線事故、有害物質汚染、狂牛病、血液製剤、電磁波問題、高齢者事故などの背景にある本質的な問題について自分自身で深く考え理解する。より良い社会を築くために工学技術者が考えて行動すべき基本的考え方である技術者倫理を理解し、実践できる素養を養う。
- <参考ホームページアドレス>
- http//www.anken.go.jp/
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