2010年度工学院大学 第2部情報通信メディア工学科

情報理論(Information Theory)[4G02]

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2単位
海老根 秀之 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
パソコン,インターネットはもちろん,CDやDVD,携帯電話にTVといった家電まで,今日の高度情報化社会はデジタル技術で支えられている.そのデジタル技術の基盤として位置付けられる学問が情報理論である.
この授業では,情報理論の基礎とエッセンスを習得することを目標とする. 

<授業計画及び準備学習>
第1回
a. (内容の概要) ガイダンス、教科書 第1章「情報理論とは?」
b. (到達目標)  情報理論の概要を理解する
第2回
a. 教科書 第2章「情報のとらえ方と情報量」
b. 自己情報量と平均情報量(エントロピー)について理解する
第3回
a. 教科書 第3章「平均情報量(エントロピー)の性質」
b. エントロピーの性質について理解する
第4回
a. 教科書 第4章「情報源」前半
b. 情報源の種類を理解する
第5回
a. 教科書 第4章「情報源」後半
b. マルコフ情報源とシャノン線図について理解する
第6回
a. 教科書 第5章「情報源符号化」前半
b. 情報源符号化の必要性を理解する
第7回
a. 教科書 第5章「情報源符号化」後半
b. 情報源符号化定理について理解する
第8回
a. 教科書 第6章「具体的符号化法」
b. シャノン・ファノ符号、ハフマン符号について理解する
第9回
a. 教科書 第7章「通信路と相互情報量」前半
b. 通信路の相互情報量の関係について理解する
第10回
a. 教科書 第7章「通信路と相互情報量」後半
b. 相互情報量の性質と、特別な場合の通信路と相互情報量の関係について理解する
第11回
a. 教科書 第8章「通信路符号化」
b. 通信路符号化の必要性について理解する
第12回
a. 教科書 第9章「誤り検出と訂正」
b. 誤り検出と訂正について理解する
第13回
a. 教科書 第10章「線形符号」
b. 線形符号について理解し、誤りを検出・訂正する
第14回
a. まとめ
b. 授業内容が理解できているか確認する
第15回
a. 期末試験

<成績評価方法及び水準>
期末試験の結果を85%,出席15%で評価し,60点以上の者に単位を認める.

<教科書>
「情報理論のエッセンス」、平田廣則著、昭晃堂、定価2700円、ISBN:4-7856-3143-0

<オフィスアワー>
木曜日 19:30〜21:10

 

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