2010年度工学院大学 第2部情報通信メディア工学科

法学B(日本国憲法1単位含)(Law B)[3710]

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2単位
長谷川 憲 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
日本と世界の人権問題を素材にして,日本国憲法下の法と権利をめぐる問題を考える。
日本国憲法下の人権に関する諸問題を理解するとともに、権利義務関係の相対性を理解すること。

<授業計画及び準備学習>
1.〜2. 権利とは何か
      人権と基本権
      日本国憲法と基本的人権

3. 〜5.  基本的人権と近代的憲法
      職業裁判官と司法参加
      権利と義務
      自由と自由権
      自治と自律
      精神的自由と経済的自由

6. 〜8.  近代的国憲法と現代的憲法
      人権と制約の論理
      公共の福祉論
      自由権と社会権

9. 〜11. 日本国憲法と法的紛争
      裁判と裁判所
      裁判と行政審判
      憲法訴訟
      民事訴訟
      刑事訴訟
      行政訴訟

12. 〜14. 少数者保護と多数者意思
      平等原則
      少数者問題
      環境保護
      消費者保護
      移民・難民問題

15.    定期試験 

*授業では現実に起きている事件を素材として扱うので、進行の順序・扱う事項の変更が伴うことがある。ご容赦いただきたい。

*授業の進め方・内容・評価基準・注意に関しては、第1回目の授業で説明するので、必ず出席すること。

<成績評価方法及び水準>
 授業にきちんと出席した学生に対し、学期末筆記試験を行い、授業中に行う小テスト、小レポートまたは課題などを参考に総合的に評価し、60点以上の者に単位を認める。成績評価方法および基準については、第一回目の授業において説明するので、必ず出席すること。

<教科書>
『憲法四重奏』(有信堂)
『六法』(出版社は何処でも良いが、特徴に応じて使い分けること)

<参考書>
『憲法と政治生活』(北樹出版)
『自由・平等・友愛』(八千代出版)
『フランスの憲法判例』(信山社)
『公共空間における裁判権』(有信堂)

<オフィスアワー>
新宿:月曜日15〜17時、火曜日15〜16時、水曜日16時30分〜19時、金曜日15〜17時。
八王子:木曜日12〜13時(前期)・16時30分〜17時(後期)。

<学生へのメッセージ>

 授業に出席することは,学ぶための必要条件にすぎません。日頃からTVのニュースに関心を持ち、単行本・新聞・雑誌などを良く読み、授業を利用して、自分の頭で考え,批判的に物事を見直すことができれば,何が十分条件なのかが見えてきます・・・目的を見つけ、モチベーションを高めることが、学ぶためには必要かつ重要です。

<備考>
※日本国憲法1単位を含む。

 

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