2010年度工学院大学 第2部情報通信メディア工学科

離散数学(Discrete Mathematics)[1F01]

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2単位
斎藤  明 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
離散数学は情報工学の基礎をなす数学である。本講義では、離散数学の中でも重要な学問であるグラフ理論について、数多くの例題を交えながら平易に解説を行う。理論に偏ることなく、アルゴリズムや応用についても十分な解説を行う予定である。

<授業計画及び準備学習>
以下の内容について解説する。いずれの内容についても、現実の問題への応用例を挙げて、常に応用を意識するようにする。

1. グラフとは
2. グラフ理論における基本的な用語
3. 次数と近傍
4. 次数列
5. グラフの道と閉路
6. グラフの連結性
7. 連結度と辺連結度
8. 最短経路問題
9. 木
10. グラフの全域木
11. ネットワークフロー (1)
12. ネットワークフロー (2)
13. グラフの平面性
14. マッチング
15. 学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
毎回宿題を課す。宿題の提出状況を最大20点、提出された宿題の質を最大10点、期末試験の成績を最大70点として計算する。この合計値が60点以上であった者を合格とする。

<教科書>
「情報科学のためのグラフ理論」 加納幹雄著(朝倉書店)

<参考書>
「離散構造」 根上生也著(共立出版)

<オフィスアワー>
質問は講義時間中に受け付ける。またメールによる質問も随時受け付ける。メールアドレスは授業初回に公開する。

<学生へのメッセージ>
宿題は60分以内で程度を目安とし、期末試験では宿題の発展問題を出題する。すなわち毎回の宿題を解いていけば、それが自然に試験勉強につながるように配慮する。宿題をおろそかにせず、頑張って解いて欲しい。また毎回の授業の前に教科書の対応するところを読んでおくこと。

 

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