2010年度工学院大学 第2部情報通信メディア工学科

データ構造論(Data Structures)[4751]

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2単位
佐々木 整 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
計算機科学の基本の1つであるアルゴリズムを考える上で、必要となる原理や概念を習得し、アルゴリズムの分析や設計を行い、プログラミングに反映させる能力の育成を目指す。
具体的には、基礎的なデータ構造であるリスト、キュー、木構造などの理解し、ソーティングアルゴリズムやグラフアルゴリズムとして活用し、プログラミング言語を用いて具現化できることを達成目標とする。

<授業計画及び準備学習>
1. アルゴリズムとデータ構造の基礎
準備学習:教科書1ページから3ページを読み、電車の乗り換え案内などの身近な問題解決のアルゴリズムと時間計算量について考察をしておくこと。
2. 配列を利用したアルゴリズム
 準備学習:これまでに学習したプログラミングの内容を思い出し、配列が正しく使えるようにしておくこと。
3. 探索アルゴリズム
 準備学習:教科書60ページから66ページを読み、理解をしておくこと。
4. ソーティングアルゴリズム
 準備学習:ソーティングアルゴリズムの種類と特徴を調べておくこと。
5. 文字列操作
 準備学習:文字列検索のアルゴリズムを考えておくこと。
6. リスト構造
 準備学習:教科書129ページから140ページを読み、理解をしておくこと。
7. 二分木
 準備学習:教科書141ページから150ページを読み、理解をしておくこと。
8. ヒープ
 準備学習:教科書151ページから157ページを読み、理解をしておくこと。
9. B木
 準備学習:教科書158ページから161ページを読み、これまで学習した木構造の特徴をそれぞれ整理しておくこと。
10. グラフ
 準備学習:教科書162ページから178ページを読み、理解をしておくこと。
11. ファイル処理の基本
 準備学習:教科書189ページから221ページを読み、理解をしておくこと。
12. 複数ファイルの処理
 準備学習:教科書222ページから243ページを読み、理解をしておくこと。
13. 擬似言語表現
 準備学習:教科書283ページから304ページを読み、理解をしておくこと。
14. まとめ
 準備学習:教科書にある練習問題に挑戦し、答え合わせをしておくこと。
15. 学習成果の確認(試験)
 準備学習:前回までの復習を行うこと

<成績評価方法及び水準>
原則として、中間試験1回と定期試験1回の合計2回の試験の平均点が60点以上を合格とする。ただし平均点が60点に満たないものでも、どちらかの試験が60点以上でかつ演習および宿題の内容が十分であると認められる場合には合格とすることもある。なお、4回以上欠席した学生は履修放棄とみなし成績評価を行わない。

<教科書>
情報処理基礎講座 「新版 アルゴリズムとデータ構造」
電子開発出版局(SCC)

<参考書>
サイエンスライブラリ 情報電算機=35 「アルゴリズムの設計と解析 I」 A.V.エイホ (著), 野崎 昭弘(訳)(サイエンス社)

<オフィスアワー>
ありません

 

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