2010年度工学院大学 第2部情報通信メディア工学科

基礎化学演習(Exercise in General Chemistry)[6306]

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1単位
高橋 真知子 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
私達は物質と関わりなしには、一刻も生きていくことができない。生物としての人間自身が物質でできており、宇宙を構成している物質の中で生存しているからである。化学は、その物質の組成と変化を体系づける学問である。以下の事項を演習により体得することによって、化学の理解をより深めることがこの演習のねらいである。(1)原子の構造を学び、元素の性質を理解する。(2)物質の状態変化を定性的に説明できる。(3)化学結合を理解し、分子の構造、性質を説明できる。(4)化学変化を反応式を用いて表せ、量論的な化学計算を行なえる。

<授業計画及び準備学習>
 1.ガイダンス
    化学と私達の関わり
    なぜ、化学を学ぶのか
 2.原子の構造と元素の性質
 3.相変化と三態1:気体の性質
 4.相変化と三態2:液体の性質
 5.相変化と三態3:溶液の化学
 6.混合物:溶解と溶解度
 7.化学結合:原子の電子配置と化学結合
 8.分子の構造と性質:構造式と化学式,分子の形と性質
 9.化学反応1:化学変化と質量
10.化学反応2:化学変化と熱量
11.酸と塩基
12.酸化と還元
13.電気と化学

<成績評価方法及び水準>
課題レポートを評価し、100点満点で60点以上の者に単位を認める。ただし、各回演習の成績の平均点が60点以上の者については、その点数を加味して、単位を認定する。

<教科書>
演習問題のプリントを配布する。

<オフィスアワー>
授業の前後に講師室に在室している時。土曜日14時45分から16時(講師室)。

<学生へのメッセージ>
科学、そしてその中の化学は、暗記物ではありません。化学現象を理解すると、身の回りの現象の中に、化学の面白さを見つけることができます。そのためには、まず、手を動かして問題を解いてみましょう。本を参考にしながら、考えていきましょう。

 

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