2010年度工学院大学 第2部情報通信メディア工学科

プログラミング基礎(Fundamental Programming)[4602]

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2単位
住野 和男 

最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
C言語は汎用のプログラミング言語であり、移植性が高く、コンパクトで効率的、ハードウェアに近いプログラミングが可能なツールとして、スーパーコンピュータから組み込み機器、パソコンにおけるソフトウェア開発用の標準言語として広く用いられている。
本講義では、プログラムのサンプルを例示し、流れ図(フローチャート)や考え方を分析しながら、そのプログラムの関連する文法を解説し、C言語の基礎知識を積み上げていく。
アルゴリズムを自ら組み立て、プログラミングの際に必要とされるフローチャートを記述し、それをプログラムにコーディングできるようになる。

<授業計画及び準備学習>
1. アルゴリズムとフローチャート
2. 関数とプログラム構造
3. C言語の書式と制御構造(構造化プログラム)
4. 変数と定数(データ型とサイズ)
5. データの入・出力
6. 算術演算子
7. 関係演算子と論理演算子
8. 代入演算子と式
9. 選択処理
10. 反復処理
11. 配列(1次元・2次元)、文字列の処理
12. 関数(引数をもつ関数・戻り値をもつ関数)
13. 構造体
14. ポインタ
15. 学習成果の確認(試験)

準備学習:授業後半に小テストを行い、授業の始めに前回行った小テストの解答説明と復習を行う。また、授業終了時には次回行う講義内容に該当する教科書のページ等を説明するので、次回の講義までに解説を読んで理解しておくこと。

<成績評価方法及び水準>
出席状況(遅刻・欠席は減点)と小テスト結果(40%)・期末試験結果(60%)で評価し、60点以上を合格とする。特に出席率は80%以上とする。出席率80%に満たない(欠席3回を越えた者)は履修放棄とみなし、成績評価を行わない。

<教科書>
「学生のための詳解C」 中村隆一著 東京電機大学出版局

<参考書>
プログラミング言語C B.W.カーニハン/D.M.リッチー著 石田晴久訳 共立出版株式会社

<オフィスアワー>
月・火・金 13;00〜17:00 17号館「夢づくり工房」

<学生へのメッセージ>
本講義は、コンピュータの仕組みを意識しながらC言語プログラムミングを学ぶ。定期的に小テストをおこない、学習成果の確認を行ないながら授業を進めていく。
諸君はこの講義を通してアルゴリズムを自ら組み立て、フローチャートが記述でき、それをプログラムに記述することができるようになってほしい。

 

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