| 2010年度工学院大学 第2部情報通信メディア工学科
 
 情報処理概論及演習(Fundamental Information Processing and Exercise)[3606] 3単位
 小西 義雄 非常勤講師
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
  これからの勉学や仕事では、自分の伝えたい内容をパソコン(PC)を 使って正確にまた分かりやすい文書として表す能力を身に付けておくことが大切です。また、単にPCに組み込まれているプログラムを使うだけでなく、自分でプログラムを書いてデータ処理を行いたい場合が出てきます。 これらの点を学ぶために本講座の前期ではPCを使用する立場からMicrosoft Office WordとExcelを中心に文書や表計算等の使い方を身に付け、さらに後期ではC言語を用いた基本的なプログラミングができることを目標にしています。
<授業計画及び準備学習>
  前期は、WordとExcelを中心に文書や表計算等のパソコンの使い方を学ぶ1.ガイダンス、コンピュータの歴史と発展
 準備学習:自分の周りで使われているコンピュータ(マイクロコンピュータ)を探してみる
 2. パソコン構成機器の概要と操作法
 準備学習: タイピングの練習をしておく
 (情報科学研究教育センターのPCにタイプ練習ソフトTYPEUQUICKが組み込まれています)
 3. 電子メールの送受信
 準備学習:電子メールを使う時に注意しなければならない点を調べておく
 4. WindowsとWebの使い方
 準備学習: 学習に役に立つWebサイトを調べておく
 5. Wordの使い方(文書の作成)
 準備学習: (5週〜14週) 講義内容の部分を教科書で確認しておく
 6. Wordの使い方(文書の保存)、記憶装置とファイル構造
 7. Wordの使い方(文書の編集と課題の完成)
 8. ソフトウェアの仕組み
 9. Excelの使い方(表計算の概要、演算)
 10. Excelの使い方(表の編集、作図)
 11. Excelの使い方(関数、グラフ)
 12. Excelの使い方(Wordとの連携、課題の完成)
 13. PowerPointの使い方
 14. ホームページの作成(HTML入門)
 15.学習成果の確認(発表会とレポート課題作成)
 準備学習: 今までの課題のまとめを決められた時間で発表できるように練習しておく
 
 後期は、C言語を使ったプログラミングを学ぶ
 1. ソフトウェアの開発手順
 準備学習: 新しい家を注文して建てる場合、建築関係者が行う大まかな作業内容を考えてみる
 2. 処理内容の整理、処理方式の検討
 準備学習: 「自動販売機」の処理内容を整理しておく
 3. 文字の内容表示
 準備学習: (3週〜14週) 講義内容の部分を教科書で確認しておく
 4. データの種類と型、配列
 5. 四則演算
 6. 分岐制御 (if文)
 7. 分岐制御 (switch文)
 8. 繰り返し制御 (for文)
 9. 繰り返し制御 (while文)
 10. 配列とポインタ
 11. 文字列の操作
 12. 関数
 13. データの入出力
 14. 構造体
 15. 学習成果の確認(発表会とレポート課題作成)
 準備学習: 自作のプログラムの処理内容を説明できるように準備しておく
 
<成績評価方法及び水準>
  前期末発表/レポート20点+後期末発表/レポート20点+課題の提出及び評価60点=100点を基本とし、60点以上を合格とする。 なお他人の課題をそのままコピーした場合は、コピーした人もされた人も減点します。但し、提出課題について、通年で5回以上未提出の場合は、履修放棄扱いとなり、翌年度の再履修を受講すること。評価による加減点もあるが、提出について遅延すると減点になるので注意すること。また、欠席についても、通年で5回以上許可なく欠席した場合は、履修放棄扱いとなり、翌年度の再履修を受講すること。
 
<教科書>
  前期:「情報処理の基礎と演習 -理工系コンピュータリテラシー- 第2版」 赤木 徹也 他共著(共立出版)後期:「新C言語入門 ビギナー編」 林 晴比古著(ソフトバンククリエイティブ)
 
<参考書>
  前期:「Microsoft Office 2007を使った情報リテラシーの基礎」切田 節子 他共著(近代科学社)(Word、Excel、PowerPointを中心に解説しています)
 後期 「はじめてのCプログラミング 基本マスター編 改訂第3版」砂田 紀一郎著(秀和システム)
 (CコンパイラのCD−ROMが付いています)
 
<オフィスアワー>
  授業日の17時15分〜17時45分 新宿講師室。 メールでは、いつでもOKです(学内メールアドレス : cu40646)。
 
<学生へのメッセージ>
  1.パソコンに上達するためには講義内容を理解するだけでなく、自分でも色々試してみてパソコンの使い方に慣れることが必要です。 分からないことはそのままにしておかずに、自分で調べたり、
 講師やティーチングアシスタント(TA)に確認してはっきりさせておいて下さい。 質問の際は
 電子メールも大いに活用して下さい。
 2.講義は前回の結果を引き継いで進めるので、もし欠席や遅刻をした場合は講義内容を確認して
 課題を次回の講義までに提出して下さい。
 3.授業計画の内容は、皆さん方の習熟度に合わせて変えることがあります。
 
<備考>
  必需品ではありませんが、USBに接続するフラッシュメモリ(USBメモリ)があると便利です。
   
 
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