2010年度工学院大学 第2部情報通信メディア工学科

地球科学概論(Elementary Earth Science)[2605]

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2単位
立本 英機 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
自然界では太陽のエネルギーを得て、一定の速度で生態系は物質循環をなしているが、人間が機械や装置を用いて速度を速め多量化し、さらに耐久性、難分解性を高めた結果、いわゆる地球環境問題を惹き起こすに至った。本講義では地球科学の生い立ちと大気、水、土壌などの環境汚染の実態と原因について解説し、地球科学と環境化学に関する基礎知識を解説する。また、理解度をチェックするため適時小テストを行い、レポートの提出を課す。

<授業計画及び準備学習>
第1週 講義の進め方等ガイダンス
第2週 地球科学の係わりと環境問題の出現と原因
第3週 大気環境 (1)大気汚染の現状 (2)大気汚染の発生源 (3)地球の動き
第4週 大気環境 (1)都市の大気汚染 (2)大気汚染と健康(小テスト)
第5週 水環境 (1)水資源 (2)水質汚染 (3)富栄養化 
第6週 水環境 (1)環境基準 (2)水質分析 (3)産業排水と海水汚染
第7週 土壌汚染 (1)重金属の汚染 (2)酸性土 (3)地下水の汚染
第8週 地球環境問題 (小テスト)
第9週 人類にとっての危機問題の具体例
第10週 化学物質と生物 (1)DDT (2)PCB (3)環境ホルモン
第11週 化学物質と生物 (1)ダイオキシンの種類、毒性、発生機構 (2)汚染の実態
第12週 グリーンケミストリー
第13週 地球環境問題についてのまとめ
第14週 地球科学についてのまとめ
第15週 試験

<成績評価方法及び水準>
原則として定期試験で最終成績を評価。60点以上の者に単位を認める。

<参考書>
環境をはかる(地球の未来への思い)(2):立本英機著:日刊工業新聞社 1,600円

<オフィスアワー>
授業前後

 

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