2010年度工学院大学 第2部情報通信メディア工学科

数学II(Mathematics II)[2602]

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2単位
菊地 哲也 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
専門課程で数学が必要になった時にきちんと使えるように、微積分の概念の理解と、実際の運用技術の修得の両方を目標とする。具体的には、(1)偏微分の意味を理解し、いろいろな初等関数の偏導関数を求められること(2)偏微分を関数の極値問題などに応用できること(3)重積分の意味を理解し、累次積分や変数変換を用いて具体的な計算ができること、を主な目標とする。

<授業計画及び準備学習>
授業計画:
1. 2変数関数の極限と連続性
2. 偏導関数の定義と例
3. 接平面と全微分
4. 高次偏導関数
5. 合成関数の微分法
6. 陰関数、平均値の定理
7. 1変数関数のテイラー展開
8. 多変数関数のテイラー展開
9. 多変数関数の極大極小
10.重積分の定義と例
11.重積分の計算
12.累次積分の順序変更
13.極座標変換、曲面の面積
14.広義積分
15.期末試験
準備学習:
毎回講義時間に配布するプリントで課題を与えるので、次の回までに問題を解いておくこと。

<成績評価方法及び水準>
期末試験(80%)、授業で行なう課題レポート(3回程度の予定、20%)により評価し、合計点が60点以上で合格。

<教科書>
特に指定しない。

<参考書>
初回の講義で紹介する。

<オフィスアワー>
授業の前後の休み時間、新宿校舎12階講師室で。

<学生へのメッセージ>
前期科目の微分・積分や、高校の数IIIレベルの計算はこの講義では必須なので、もし忘れていてもすぐに調べられる状態にしておくこと。

 

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