2010年度工学院大学 第2部 *電気電子情報工学科電子工学コース

ディジタル信号処理(Digital Signal Processing)[6651]

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2単位
辻  陽一 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
測定器で記録したアナログ信号をコンピュータに取り込んで、保存したり周波数分析したいという要求が多い。正しく処理するためには、A/D変換の法則や周波数分析の理論を理解しておく必要がある。本講義では、Excelで作った分析手順を示しながら、理解を確認しながら講義を進める。

【達成目標】
(1)A/D変換の際の量子化分解能,標本化定理の理解.
(2)インパルス応答と畳み込み積分の理解.
(3)フーリエ変換の物理的意味と周波数分解能の理解.
(4)ディジタルフィルタの基本的事項の理解.

<授業計画及び準備学習>
第1回 ガイダンス.ディジタル信号処理の概要
第2回 ディジタル信号処理,信号の分類と形態
第3回 2進数ディジタルコード
第4回 周期信号とフーリエ級数
第5回 複素フーリエ級数(小テスト)
第6回 連続時間信号のフーリエ変換
第7回 連続時間システム
第8回 サンプル値信号と標本化定理
第9回 標本化定理とエイリアシング
第10回 離散フーリエ変換
第11回 離散時間フーリエ変換の性質
第12回 離散フーリエ変換の応用(小テスト)
第13回 高速フーリエ変換と窓関数
第14回 不規則信号の周波数解析
第15回 試験

<成績評価方法及び水準>
小テスト10%、期末試験を90%として合計60%以上を合格とする。出席が2/3に満たない者は期末試験を受験できない。さらに、遅刻2回で欠席1回とする。期末試験が約40%以上の者は再試験を受けることが出来る.再試験は,期末試験と同程度の問題でおこなう.

<教科書>
「ディジタル信号処理」大類重範(著),日本理工出版会

<オフィスアワー>
授業の前後に講師控え室に来てください。

<学生へのメッセージ>
授業中の積極的な発言を期待します。

 

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