電力応用工学（Power Application Engineering）[1F83]

＜授業のねらい及び具体的な達成目標＞

電気エネルギーを光エネルギーに変換する原理を理解し、照明器具の構造と種類・照度計算・照明設計の手順などについて学習します。
また、電気エネルギーを熱エネルギーに変換する原理を理解し、電気加熱方式・加熱電力の計算方法などについて学習します。
照明と電熱（電気加熱）の分野について実践力と応用力を培うのが目標です。

＜授業計画及び準備学習＞

（I）照明
１．照明の基礎：放射と光、測光量と単位、目の見え方
２．光源：発光の原理、放電現象、白熱電球、蛍光ランプ、HIDランプ、その他の光源
３．照明器具：照明器具の光学、照明器具の構造と種類
４．照明計算：配光、光束計算法、点光源および線光源による直接照度、面光源による直接照度
５．屋内照明：照明設計の目的、照明設計の要件、照明設計の手順、照明設計の実際
６．屋外照明：道路照明、トンネル照明、屋外スポーツ照明、景観照明
７．学習成果の確認（中間試験またはレポート課題作成）

（II）電熱（電気加熱）
８．電熱の基礎：温度と熱、加熱電力の計算
９．電気加熱一般：電気加熱方式、電気加熱の原理と特徴、温度の測定と調整
10．電熱用材料：発熱体材料、電極材料、熱絶縁および耐熱材料、発熱体の設計
11．電気炉：抵抗炉、アーク炉、誘導炉、高周波誘導表面加熱
12．誘電加熱：高周波誘電加熱、赤外線加熱
13．電気溶接：アーク溶接、アーク溶接電源、抵抗溶接、特殊溶接
14．家庭用電熱と電気冷凍：採暖用電熱器、調理用電熱器、電気温水器、電気冷凍
15．学習成果の確認（定期試験またはレポート課題の作成）

＜成績評価方法及び水準＞

中間試験またはレポート（50％）、定期試験またはレポート（50％）により評価します。

＜教科書＞

「大学課程　照明工学（新版）」（社）照明学会　編（オーム社）

＜参考書＞

「照明・電熱」佐藤　清史　著（東京電機大学出版局）
「プリント」を適宜配布します。

＜オフィスアワー＞

＜前期＞＜前期＞　新宿校舎「月、水、木」（強電実験室（B213号室）、講師室（12階））

＜学生へのメッセージ＞

照明・電熱は、電気工学全般の分野と密接な関連がある科目なので、他科目の教科書や参考書も利用してください。また、「予習・復習」を必ず行ってください。

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