2010年度工学院大学 第2部化学応用デザイン学科
有機分子デザイン化学(Organic Molecule Design)[4F77]
2単位 橋本 和彦 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 3年次配当科目「有機化学I・II」を履修した後、有機分子の設計合成に対する考え方を実際
例に沿って学ぶ。具体的な達成目標を以下に示す。(1) 目的の官能基をもつ化合物を合成する ため、出発原料の異なる種々の方法を考えることができること;(2) それらの反応経路を比較 し、特徴を理解できること;(3)状況に応じて有利な反応経路を選択することができること。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.講義概要および目標,有機化学反応の選択性
2.速度論的コントロールと熱力学的コントロール 3.ハロゲン化アルキルおよびアルコールの合成 4.エーテル,アルケン,およびアルキンの合成 5.アルデヒドおよびケトンの合成 6.カルボン酸およびエステルの合成 7.アミド,ニトリル,およびアミンの合成 8.各種芳香族化合物の合成(1) 求電子置換反応 9.各種芳香族化合物の合成(2) 置換基の配向など 10.ヒドロキシ基およびアミノ基の保護 11.カルボキシル基などの保護 12.有機化合物の合成戦略(1)逆合成解析による炭素骨格の形成 13.有機化合物の合成戦略(2)官能基の化学変換,保護基の活用 毎週、前もって配布するプリントを予習して受講すること。また、各講義において重要な 箇所をクイズとして出題するので、十分理解するために復習しておくことが望ましい。 14.学習成果の確認(レポート課題に対する質疑) 15. 学習成果の確認(定期試験)
- <成績評価方法及び水準>
- 定期試験での成績を中心に、課題に対して提出されたレポート、および講義中に行う演習課題(クイズ)に対して提出された回答結果をそれぞれ10%余加味して評価し、60点以上の者に対して単位を認める。
- <教科書>
- なし。
- <参考書>
- 講義中に紹介する。
- <オフィスアワー>
- 木曜日 16:30-18:00 留守の場合はメールで約束のうえ,対応可。
E-mail; hashimot@cc.kogakuin.ac.jp
- <参考ホームページアドレス>
- http://www.kogakuin.ac.jp/gakka/info/1b4_02.html
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