2010年度工学院大学 第2部化学応用デザイン学科

有機分子デザイン化学(Organic Molecule Design)[4F77]

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2単位
橋本 和彦 教授  
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最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
3年次配当科目「有機化学I・II」を履修した後、有機分子の設計合成に対する考え方を実際
例に沿って学ぶ。具体的な達成目標を以下に示す。(1) 目的の官能基をもつ化合物を合成する
ため、出発原料の異なる種々の方法を考えることができること;(2) それらの反応経路を比較
し、特徴を理解できること;(3)状況に応じて有利な反応経路を選択することができること。

<授業計画及び準備学習>
1.講義概要および目標,有機化学反応の選択性
2.速度論的コントロールと熱力学的コントロール
3.ハロゲン化アルキルおよびアルコールの合成
4.エーテル,アルケン,およびアルキンの合成
5.アルデヒドおよびケトンの合成
6.カルボン酸およびエステルの合成
7.アミド,ニトリル,およびアミンの合成
8.各種芳香族化合物の合成(1) 求電子置換反応
9.各種芳香族化合物の合成(2) 置換基の配向など
10.ヒドロキシ基およびアミノ基の保護
11.カルボキシル基などの保護
12.有機化合物の合成戦略(1)逆合成解析による炭素骨格の形成
13.有機化合物の合成戦略(2)官能基の化学変換,保護基の活用
毎週、前もって配布するプリントを予習して受講すること。また、各講義において重要な
箇所をクイズとして出題するので、十分理解するために復習しておくことが望ましい。
14.学習成果の確認(レポート課題に対する質疑)
15. 学習成果の確認(定期試験)

<成績評価方法及び水準>
定期試験での成績を中心に、課題に対して提出されたレポート、および講義中に行う演習課題(クイズ)に対して提出された回答結果をそれぞれ10%余加味して評価し、60点以上の者に対して単位を認める。

<教科書>
なし。

<参考書>
講義中に紹介する。

<オフィスアワー>
木曜日 16:30-18:00 留守の場合はメールで約束のうえ,対応可。
E-mail; hashimot@cc.kogakuin.ac.jp

<参考ホームページアドレス>
http://www.kogakuin.ac.jp/gakka/info/1b4_02.html

 

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