2010年度工学院大学 第2部化学応用デザイン学科
化学プロセスデザイン(Chemical Process Design)[2G77]
2単位 松井 達郎 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 化学プロセスの基礎と応用例を学ぶことにより、自らその合成と設計ができることを目標とする。
- <授業計画及び準備学習>
- 第1週 化学プロセスの概念、プロセス産業の実施例、次元とその単位、無次元数
準備学習:第3章を読んでおくこと。 第2週 数値計算、収支式、プロセスの形式、混合物の濃度、燃焼炉ガス計算例 準備学習:第1、2、4章を読んでおくこと。 第3週 気体の状態式、理想気体と実在気体 準備学習:第5章を読んでおくこと。 第4週 蒸気圧式、気液平衡 準備学習:第6章を読んでおくこと。 第5週 熱収支と化学反応熱 準備学習:第8、9章を読んでおくこと。 第6週 非連続操作、連続操作、多段向流操作 準備学習:第7章を読んでおくこと。 第7週 単蒸留とフラッシュ蒸発 準備学習:第6章8、9節を読んでおくこと。 第8週 乾燥と調湿操作 準備学習:第6章4、5、6、7節を読んでおくこと。 第9週 簡単な蒸留プロセスの設計例 準備学習:水/エタノールの蒸留による分離法を調べておくこと。 第10週 簡単な抽出プロセスの設計例 準備学習:ガソリンより芳香族の抽出法を調べておく。 第11週 アンモニア、メタノールのプロセス 準備学習:水素の製造方法を調べておくこと。 第12週 合繊原料となるベンゼン、トルエン、キシレンのプロセス及びバイオディーゼルの製造法 準備学習:エチレンプラントのプロセスやバイオ燃料の現状を調べておくこと。 第13週 多結晶シリコンのプロセス 準備学習:硅砂よりシランガスの製造法を調べておくこと。 第14週 プロセスの経済評価 準備学習:製造原価の算出法を調べておくこと。 第15週 試験
- <成績評価方法及び水準>
- 進捗状況にあわせた小レポートと試験で60点以上を合格とする。
- <参考書>
- 1.化学工学量論 第2版 江口弥著 化学同人
2.化学プロセス 化学工学会編 東京化学同人
- <オフィスアワー>
- 授業開始3〇分前
- <学生へのメッセージ>
- 化学プロセス設計は会計学にも通じる収支式を学ぶことが第一歩です。
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