2010年度工学院大学 第2部化学応用デザイン学科

地学実験(Experiments in Earth Science)[0004]

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2単位
並木 則和 准教授  
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阿相 英孝 准教授  
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野津 憲治 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/21

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
理科教員志望者に地学に関する基礎実験を体得させる。そしてどのように指導すれば教育効果が上げられるかを習得する。

<授業計画及び準備学習>
1.実験の概要説明
  準備学習:シラバスを確認し,集中講義であるため日程調整等を事前に行っておくこと。
2.<地球の運動> フーコー振子を用いて地球の回転周期を測定する。
  準備学習:実験資料を読み,事前に実験内容を理解しておくこと。
3.<黒点観測> 天体望遠鏡を用いて投影法によって黒点を観測する。また文献の太陽黒点近況の図より太陽の周期を計算する。
  準備学習:実験資料を読み,事前に実験内容を理解しておくこと。
4.<地磁気・地震計> 3種の機器を用いて地磁気を測定する。地震計の扱い方および震央と震源の求め方。
  準備学習:実験資料を読み,事前に実験内容を理解しておくこと。
5.<万有引力> 万有引力実験器を用いて万有引力定数を測定する。
  準備学習:実験資料を読み,事前に実験内容を理解しておくこと。
6.<放射能> 人体に影響のない放射性線源を用いて逆二乗の実験,各種遮へい物質の吸収率の測定などを行う。
  準備学習:実験資料を読み,事前に実験内容を理解しておくこと。
7.<結晶系・鉱物・硬度> 結晶模型の作成,水晶などの測角,硬度測定を行う。
  準備学習:実験資料を読み,事前に実験内容を理解しておくこと。
8.中間総合討論
  準備学習:前半の実験内容について疑問な点等を整理しておくこと。
9.<岩石薄片の観察> 種々の岩石薄片を偏光顕微鏡で観察する。
  準備学習:実験資料を読み,事前に実験内容を理解しておくこと。
10.<岩石鑑定> 20種の未知検体を岩石標本などを参考にして鑑定する。
11.<気象> 種々の気象観測機器を扱い,一部測定も行う。
  準備学習:実験資料を読み,事前に実験内容を理解しておくこと。
12.<天気図作成> ラジオ放送を聴きながら天気図を作成する。
  準備学習:実験資料を読み,事前に実験内容を理解しておくこと。
13.<コンピュータ演習> 各自コンピュータを扱い,関連の演習を行う。
  準備学習:実験資料を読み,事前に実験内容を理解しておくこと。
14.<化石調査> 国立科学博物館に出向き,各種化石の調査を行う。大型のフーコー振子が設置されているのでこの測定も行う。
  準備学習:実験資料を読み,事前に実験内容を理解しておくこと。
15.<野外探査> 高尾山琵琶滝コース周辺の地層の走向,傾斜をクリノメーターで測定する。
  準備学習:実験資料を読み,事前に実験内容を理解しておくこと。

<成績評価方法及び水準>
レポートで評価し60点以上の者に単位を認める。原則として,実験の次の日にレポートを提出すること。
2単位修得対象学生は,1〜15の内容についてすべて受講すること。1単位取得対象の学生は,1および9〜15の内容をすべて受講すること。なお,受講者は事前に受講内容を選択することは原則としてできない。

<教科書>
実験資料を随時配布する。

<オフィスアワー>
実験期間中(集中講義)16:30〜17:30

<学生へのメッセージ>
集中講義のため毎日実験が続く点と実験日の翌日にレポート提出となるので,体調の維持管理に留意すること。

 

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